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H2O、高島屋／資本提携を解消

2022年11月02日 12:29 ／ 経営

高島屋とエイチ・ツー・オー リテイリング（以下：H2O）は11月2日、両社の資本提携を解消すると発表した。

h2o高島屋

なお、業務提携については、継続・強化していくことで両社で合意しているという。

両社は、資本・業務提携関係を2009年より継続し、婦人服・服飾雑貨・紳士雑貨での共同商品開発や中元・歳暮ギフト商品の共同開発などの取り組みにより、一定の成果を得てきた。

資本・業務提携開始から年月がたち、両社を取り巻く環境の変化等を踏まえ今後の方針について協議を行った結果、資本提携については、その役割は十分に果たしたとの判断に至り、資本関係を発展的に解消することに合意した。

一方で、業務提携は、従前の取り組みに加え、廃プラスチック、フードロスへの取り組みなど、SDGs分野での連携にも着手するなど、今後も提携関係を継続することは両社のさらなる企業価値向上につながると考え、引き続き業務提携関係を強化していくとしている。

高島屋が、同日現在保有しているH2Oの普通株式（625万9500株、H2O発行済株式総数（自己株式を除く）の5.1％、簿価合計54億5800万円）は、H2Oが自己株式として取得し、H2Oが同日現在保有している高島屋の普通株式（888万7000株、高島屋発行済株式総数（自己株式を除く）の5.3％、簿価合計126億6400万円）は高島屋が自己株式として取得する予定だ。

高島屋は、11月4日にH2Oの株式を売却することで、2023年2月期において、26億1000万円の投資有価証券売却益を計上、H2Oは38億2000万円の投資有価証券売却益を計上することを見込む。

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