流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ベルーナ/人的資本情報開示に向けた実証実験を開始

2022年12月14日 14:00 / 経営

ベルーナは12月14日、企業の持続的な成長を支援するシステムの企画開発・提供を行うBUSINESS-ALLIANCEの提供する企業価値分析プラットフォーム「coval」を活用し、人的資本の情報開示に向けた実証実験を開始した。

<実証実験の概要>
実証実験の概要

covalは、企業価値(Corporate Value)を向上させるために、財務情報と非財務情報を収集・統合し、資本を可視化・分析するプラットフォーム。人的資本経営にも対応した、複数データの収集や事業成長指標との相関性を分析する機能などを新たに開発している。企業はcovalでデータの可視化と分析を行うことで、「可視化→戦略策定→投資」のサイクルをシステム化・仕組み化できる。

実証実験では、内閣府から8月に開示された人的資本可視化指針をもとに、比較可能性を意識した項目と独自性のある取り組み・指標・目標の開示を目指し、情報の収集・統合・分析を行う。比較可能性を意識した項目についてはデータを時系列で収集を行うことで、現状の可視化だけではなく経年変化の確認を実施している。また、独自性のある指標については、事業成長に関わる売上・利益・株価等の指標と相関性のある指標の検証を実施し、価値創造またはリスクマネジメントに向けた検討を行う。

ベルーナでは、人的資本の強化施策として各種研修プログラム・OJTによるスキル向上、またキャリア形成の施策として定期的なローテーションや社内公募制度を設ける等、種々取り組んでいる。

情報開示の観点では、財務的な点を中心に公表しているが、今後より重要性が高まっている人的資本に関する情報を開示していく上で、投資家やその他ステークホルダーにとって何が有益な情報であるかを把握する必要があった。また、開示する内容についても、社内にあるさまざまなデータを整理・分析する必要があり、時間の限りやノウハウ不足等の課題を抱え、進め方に苦慮していた。

人的資本開示に向けて各種情報収集をしていた中で、BUSINESS-ALLIANCEのcovalと出会い、同社が企業のデータから人的資本の特徴や強み弱み、また事業価値評価との相関性を可視化する実証実験を行っていることを知り、ベルーナとしても今後の情報開示の検討に有益な知見を得ることができるものと判断したという。

■ベルーナの関連記事
ベルーナ/EC事業強化「撮影スタジオ」併設の新オフィス稼働

関連記事

経営 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧