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ゾンビ企業/全国18万8000社に、業種別「小売」19.5%で最多

2022年12月26日 14:00 / 経営

帝国データバンクは12月26日、2022年11月末時点での「ゾンビ企業」の現状分析を発表した。「ゾンビ企業」とは、企業の信用力を評価するための財務指標のひとつ、インタレスト・カバレッジ・レシオ(ICR)が3年連続で1未満、かつ設立10年以上と定義した。

<ゾンビ企業率の推移>
ゾンビ企業率の推移

同調査によると、2022年11月時点で判明している2021年度(2021年4月期~2022年3月期)の「ゾンビ企業」率は、前年度比1.5ポイント増の12.9%に上昇し、想定される全国の「ゾンビ企業」数は約18万8000社に達したという。

<ゾンビ企業とは>
ゾンビ企業とは

ゾンビ企業率の内訳をみると、業種別では「小売」が19.5%とゾンビ企業率のもっとも高い業種となっている。次いで「運輸・通信」が17.2%、「製造」が14.4%となっている。

<業種別のゾンビ企業率>
業種別のゾンビ企業率

従業員数別では20人以下のゾンビ企業率が全体の12.9%を上回った。地域別では「東北」のゾンビ企業率が17.8%と高いとしている。

<コロナ関連融資の借り入れ有無(%)>
コロナ関連融資の借り入れ有無

また、コロナ関連融資とゾンビ企業の関係をみると、2022年8月に実施した「新型コロナ関連融資に関する企業の意識調査(2022年8月)」に回答した1万1935社のうち、「ゾンビ企業」に当たる企業は400社含まれている。

<コロナ関連融資の今後の返済見通し(%)>
コロナ関連融資の今後の返済見通し

これらの企業のコロナ関連融資に関する見解をみると、コロナ関連融資を「現在借りている・借りた」と回答した企業は全体で50.5%。対象を「ゾンビ企業」に限ると、その割合は76.3%と8割近くに達したという。

さらに、コロナ関連融資を「現在借りている」企業に対して、今後の返済見通しについ聞いたところ、「返済に不安」があると回答した企業は調査全体で12.2%。しかし、対象を「ゾンビ企業」に限ると、その割合は20.5%だった。

■問い合わせ先
帝国データバンク 
東京支社 情報統括部
TEL:03-5919-9341  
E-mail:tdb_jyoho@mail.tdb.co.jp

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