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JR東海/流通事業の再編で東海キヨスクとジェイアール東海パッセンジャーズ合併

2023年04月19日 16:20 / 経営

JR東海は4月19日、グループの流通事業を再編すると発表した。JR東海の駅構内を中心に小売店舗を運営する東海キヨスクとジェイアール東海パッセンジャーズ(JRCP)は、流通事業におけるサービス向上を目的に、10月1日に合併し、新社名を「JR東海リテイリング・プラス」とする。

<新会社の事業>
新会社の事業

新会社は、旅行中のお客に旅の楽しさを更に感じてもらうとともに、沿線住民の日常的なニーズにも、いま以上に対応する店舗展開を進め、駅の魅力を高める。事業内容は、両社の事業を継承し、駅構内小売事業、フランチャイズ(FC)事業、新幹線車内販売事業(パーサー業務含)、駅弁製造事業の4事業を運営する。

これまで、キヨスクは土産品を中心に、JRCPは弁当を中心に扱っていたが、合併により駅構内店舗の集約・大型化を進め、お客が土産品・弁当・飲料等をワンストップで購入できる環境を整える。駅構内における店舗の役割や配置を見直し、「旅行や出張時の利用」「通勤・通学時の利用」「駅周辺住民の日常利用」など、お客の多様なニーズに対応した商品を取り揃える。

地域に根づいた商品仕入れや食品製造といった両社の強みをかけ合わせ、「ご当地商品の品揃え強化」や「できたて食材の提供」、「新たなFCブランドの展開」等を進め、駅の魅力を高める計画だ。

新会社JR東海リテイリング・プラスの資本金は7億円で、本社所在地は東京・名古屋の2本社制、登記上の本社は名古屋とする。新社名には、旅や日常の中で心ときめくプラスの時間を感じてもらえる会社になりたいという思いを込めた。その実現に向けて、すべての従業員が「どのようなプラスの価値を提供できるか」を常に考えて取り組むという。

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