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日本KFC/那須塩原市のこども食堂等へ食材提供で支援

2023年06月06日 10:30 / 経営

日本ケンタッキー・フライド・チキン(日本KFC)は6月6日、栃木県那須塩原市内でKFC店舗を運営するフランチャイズ加盟店のチヨダコーポレーションとともに調理済み「オリジナルチキン」と「骨なしケンタッキー」を食材として、こども食堂等に寄贈する支援活動を開始すると発表した。同社によると、日本KFCが栃木県内で調理済みで食材をこども食堂等へ提供支援するのは、今回が初めての取り組みとなる。

<食材提供の流れ>
食材提供の流れ

この活動は、自治体およびこども食堂等を運営する団体との協働により、2019年11月に横浜市から開始している。今回、那須塩原市役所子ども未来部子育て支援課を通じて、市内のこども食堂等に提供することが決まり、6月から支援の輪を拡大することになった。

日本KFC・加盟店・運営団体が相互に協力することで、市内のこども食堂等への継続的な食材提供支援が可能となり、今回はチヨダコーポレーションの運営する、那須塩原市内「KFCイオン那須塩原店」から食材を提供する。

食を必要とする場所・人にチキンを届け続けるために、提供する側とこども食堂に訪れる側の双方で衛生管理・感染症対策に取り組み、安全を担保した上で食事を提供する。これからも地域と人への支援の輪を広げ、健やかで心豊かな社会の実現を願い、おいしさでしあわせを届ける活動を推進するという。

食材を提供するKFC店舗では、閉店時に店内にある調理済み「オリジナルチキン」と「骨なしケンタッキー」をルールに則り凍結・保管する。自治体・NPO法人等団体からの要請に基づき、物流ステーションに配送された商品は、その後、こども食堂等に届けられるが、それぞれの責任で冷凍物流・冷凍管理をすることが必要となる。

こども食堂等では、安全への配慮のため「オリジナルチキン」は骨を外して提供し、加熱調理をする必要がある。そのほかにも決められたルールを「KFC」「自治体・NPO法人等団体」「こども食堂等」のそれぞれが守ることで、食材の安全が担保され、安心して利用できる。

店舗で手づくり調理しているこだわりの「オリジナルチキン」は、創業から大切にしてきたKFCブランドの資産でもある。そこで、閉店時にどうしても残ってしまう、まだおいしく食べられるチキンを、食のニーズがあるこども食堂等へ届けるため、安全を担保した上で調理済み商品を提供する仕組みを、全国展開する外食チェーンで初めて構築した。

現在、横浜市、川崎市、埼玉県、富山県、千葉県、沖縄県、宮崎市、長野県、鹿児島県と活動の輪を広げており、那須塩原市を含め、9県目となる。この仕組みが他企業や自治体にも広く認知され、地域社会の貢献につなげたいという。

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