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夏季賞与「増加」/小売は27.7%、卸売が40.6%

2023年06月12日 17:00 / 経営

帝国データバンクが6月9日に発表した「2023年夏季賞与の動向アンケート」調査結果によると、夏季賞与が「増加」する企業の割合は小売業では27.7%だった。

<夏季賞与が「増加」する企業の割合>
夏季賞与が「増加」する企業の割合
※出典:帝国データバンクホームページ(以下同)

2023年の夏季賞与の支給状況は、「賞与はあり、増加する」と回答した企業の割合は37.4%。「賞与はあり、変わらない」は36.4%、「賞与はあるが、減少する」は9.3%で、合計すると、「賞与あり」の企業は83.1%だった。

一方で、「賞与はない」企業は11.2%となっている。

<2023年夏季賞与の支給状況>
2023年夏季賞与の支給状況

業界別に見ると、「製造」で夏季賞与が増加すると回答した企業の割合は41.0%と全体を3.6ポイント上回った。中でも「鉄鋼・非鉄・鉱業」における割合は52.2%にのぼった。「卸売」(40.6%)、「不動産」(40.0%)も4割台になっている。

他方、夏季賞与が減少すると回答した企業の割合においても「製造」は13.8%と全体(9.3%)より4.5ポイント高かった。特に「化学品製造」では、22.7%の企業が賞与を減らしている。

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