流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





イオン/5月は帰省需要に対応しイオンリテール既存店売上2.4%増

2023年06月12日 18:06 / 月次

イオンが6月12日に発表した5月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール2.4%増、イオン北海道3.8%増、イオン九州6.6%増となった。

また、スーパーマーケットのマックスバリュ東海4.2%増、フジ・リテイリング2.8%増、マックスバリュ西日本2.5%増だった。ミニストップは0.2%減、コックス6.3%増、ジーフット4.2%増、キャンドゥ4.5%増となっている。

<主な連結各社の5月売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 4.6%増 2.4%増
イオン北海道 4.0%増 3.8%増
イオン九州 7.0%増 6.6%増
SM マックスバリュ東海 5.1%増 4.2%増
フジ・リテイリング 5.2%増 2.8%増
マックスバリュ西日本 2.7%増 2.5%増
CVS
専門店
ミニストップ 3.5%減 0.2%減
コックス 3.3%増 6.3%増
ジーフット 0.7%減 4.2%増
キャンドゥ 6.8%増 4.5%増

5月は、4年ぶりにコロナ前のにぎわいが戻りつつあるゴールデンウィークを迎え、国内外の旅行や帰省増加への対応やインバウンド需要を取り込むため、家族で楽しめる大型イベントや「イオンカード ポイント10倍」企画などの販促を強化するとともに、トラベル用品、手土産ギフトやこだわりの食材を使用したごちそうメニューの品ぞろえを拡充した。

<食品の既存店売上高は9カ月連続増加>
食品の既存店売上高は9カ月連続増加
※イオン茅ヶ崎中央店の食品売り場(6月1日流通ニュース撮影)

イオンリテールでは、既存店売上高が11カ月連続で前年実績を上回っている。なかでも、帰省需要に対応したグロサリーや「おうち寿司企画」を実施したデリカのほか、日配、水産、畜産が好調で、食品の既存店売上高は、前年を9カ月連続で超えた。外出機会の増加に伴いレディス、メンズのカジュアル衣料やトラベルグッズが好調に推移した衣料の既存店売上が、前年実績を6カ月連続で上回ったほか、ヘルス&ビューティケアでは、化粧品やファーマシーの売上が伸長し、既存店売上が前年実績を15カ月連続で超えている。

スーパーマーケット事業では、ゴールデンウィークに「ハレ型」のごちそうメニューの品ぞろえを拡充させたほか、曜日市などの販促企画を強化し売上拡大に取り組んだ結果、主要企業10社計の既存店売上高は、3カ月連続で前年を上回った。また、時間を有効に利用したいという顧客ニーズに応えるべく、「Uber Eats」を利用したフードデリバリーサービスを、マックスバリュ西日本が、兵庫県内の店舗で開始したほか、マックスバリュ東海では、新たに岐阜県の店舗で開始し、愛知県、静岡県の合計36店舗での展開となった。

コックスは、ゴールデンウィークの天候に恵まれ、気温の上昇にも対応した5分袖のTシャツやレディスのワイドパンツ、スカーチョなど初夏物・夏物や雑誌タイアップ商品の販促が奏功し、引き続き既存店売上が好調に推移した。

■イオンの関連記事
イオンリテール、JAL、KDDI/ドローン物流の社会実装を目指し協定締結

関連記事

月次 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧