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セブンイレブン/全国で常温の当日配送やめ、翌日納品に

2023年09月21日 11:05 / 経営

セブンーイレブン・ジャパンは9月20日、全国の常温の店舗向け輸送において、9月25日週より、発注当日の配送をやめ、翌日納品に切り替えると発表した。

同日行われた商品政策発表会で、青山誠一 取締役常務執行役員が明らかにしたもの。

常温リードタイムの変更は、2022年6月から福島450店舗でスタート。同年10月より千葉1000店舗、2023年6月から埼玉1200店舗で行ってきた。

青山常務は「物流2024年問題に対応し、当社では輸送の効率化を進めている。常温輸送のリードタイムを伸ばすため、発注した当日の夕方から配送する体制を改め、翌日配送にする。仕分け時間を当日配送では約1時間だったのを約18時間取れるようにした。仕分けも機械を導入し、省人化・省力化を推進している」と説明した。

同社は2020年5月、日本ロジスティクス協同組合を、伊藤忠食品、高山など共同配送センター運営会社28社とともに設立。持続可能なサプライチェーン構築、物流課題の解決に取り組んできた。

現在、デイリー納品便を集約し、1日4便体制を3便に変更、積載効率を向上させている。2023年8月末時点で、北東北、新潟、香川、山口、長崎、沖縄などの約2200店舗で対応している。今後もエリア拡大を検討している。

また、夏場に、毎日もしくは週6回行っていたフローズン納品の回数を見直している。2019年の沖縄進出時から、同県では週5便体制を採用している。2022年7~8月北東北350店舗では、週7回から週5回納品に、北陸350店舗でも週6回納品に切り替えた。

2023年7~8月岡山・島根・鳥取500店舗、新潟420店舗で、週7回から週6回納品に変更している。

さらに、配送ルートの最適化も進めており、9月下旬から、AIを活用し策定した最適ルートを西東京地区の40店舗で採用する。

加盟店に対しても、納品予定時刻・配送順、配送車の駐車位置、納品方法・場所の指定、商品の返品・回収などについて、情報を発信。持続可能な店舗配送に向けた取り組みを強化している。

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