富士薬品/オーエスドラッグの株式譲渡
2023年11月21日 15:00 / 経営
医薬品の研究開発から製造・販売までを行う複合型医薬品企業の富士薬品は11月20日、連結子会社である協和商事の富士薬品保有の全株式(75%)を、協和商事の自己株式取得に応じ、譲渡すると発表した。
また、これに合わせて、協和商事の今中伸行代表取締役との買収に関する契約の締結に合意しました。これにより協和商事は富士薬品グループから外れる。
協和商事は、2018年3月期で、大阪・兵庫・京都・東京・神奈川県にドラッグストア「オーエスドラッグ」など57店舗を展開していた。2018年3月期の売上高は299億円だった。
富士薬品は2003年8月、協和商事の株式の75%を取得し連結子会社化して以降、協和商事は富士薬品グループのドラッグストア事業の一角を支えてきた。一方で、協和商事は富士薬品グループとは一線を画する独自の販売戦略を維持・継続し成長してきた。
昨今、富士薬品は、飽和しつつあるドラッグストア業界において、ドラッグストア事業基盤を更に強固なものとすべく、ドラッグストア事業におけるグループ間の連携強化を方針に掲げ、チェーンストア経営のもとシナジーの最大化ならびに効率化に取り組んでいる。
こうした中で、この方針のもとでは、協和商事との事業シナジーが将来的にも限定的であることから、中長期的な成長を見据え、協和商事の株式を譲渡し、得られた資金を富士薬品のドラッグ事業や現在取り組むDX化の推進などに投下することが最善と判断したという。
■異動する子会社の概要
名称:協和商事
所在地:大阪府東大阪市吉田4-7-13
代表者の役職・氏名:代表取締役 今中 伸行
事業内容:ドラッグストア事業
資本金:2000万円
大株主及び持ち株比率:富士薬品(75%)
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