青山商事/秋葉原電気街口に新業態「デジタル・ラボ」をオープン

2016年10月06日 17:04 / トピックス商品店舗店舗レポート

<商品の注文・会計処理はiPadで行う>
商品の注文・会計処理はiPadで行う

購入商品決定すると、個人情報の保護の観点から、大型サイネージから選択した商品のデータをスタッフのiPadへ転送し、スタッフがiPadで商品の注文・会計処理を行う。

千葉県の配送センターの一角に、オンラインストア専用のラインがあり、オンラインストア専用の補正室も備えている。午前中に注文すると、当日に配送手続きができ、最短で翌日に商品を届けることができる。

購入商品は、後日オンラインストアから自宅へ配送する仕組みで、お客は、商品購入後に手ぶらで帰ることができ、後日、店に商品を受け取りに行く手間も省ける。

<レディース商品も豊富に展開>
レディース商品も豊富に展開

小型店舗であっても注力カテゴリーであるレディーススーツをしっかりとそろえた。店舗面積比率は、メンズ65%、レディース35%とした。

現在、売上構成比ではメンズ85%、レディース15%となっているが、レディース商品もしっかりと取り扱うことで、より幅広い客層へ対応できる店舗を目指す。

<メンズの試着室>
メンズの試着室

実店舗での接客で、もっとも重要な採寸を重視し、狭小店舗であってもしっかりと試着室を用意した。試着室はメンズ3室、レディース2室で、人通りの多い駅前立地でもスムーズに試着できる体制を整えた。

<レディースの試着室>
レディースの試着室

レディースの試着室は、内側から鍵がかけれる構造としたことで、より女性が安心して試着できる環境とした。

<フォーマルも展開>
フォーマルも展開

既存店舗の持つ商品カテゴリーは網羅しており、冠婚葬祭など急なニーズもあるフォーマルスーツもそろえた。フォーマルスーツに必要となる小物も展開し、既存店と同様の商品構成を維持した。

<レディースの商品ディスプレイ>
レディースの商品ディスプレイ

秋葉原は、日常的な仕事着としてスーツを着用している人が多く、おしゃれやファッションとしてのスーツではなく、実用着としてのスーツ需要を想定している。

一方で、大型デジタルサイネージやiPadを活用することで、豊富な色・柄の商品に触れる機会を提供できる。

実用着としてのスーツだでなく、デジタル・ラボへの来店をきっかけに、普段は試したことのない色・柄のスーツやファッションとしてスーツに挑戦する顧客の開拓も期待している。

<メンズの商品ディスプレイ>
メンズの商品ディスプレイ

店舗面積が小さいため、商品を保管するバックヤードはほとんどない。そのため、千葉県の配送センターから商品を頻繁に配送しなければ、店頭で欠品が生じる可能性もある。

今後、実店舗の商品在庫と物流センターの商品在庫の連携や大型デジタルサイネージを活用した接客など、さまざまな要素を検証し、多店舗展開を検討する計画だ。

<レジカウンター>
レジカウンター

店舗入口には、特製レディーススーツを着用した人型ロボット「Pepper」を配置。現在は、ゲームや歌、踊りを披露するなど、アミューズメント的なサービスを提供しているが、将来的には、Pepperを活用した通訳サービスも検討している。

<店舗入口のPepper>
店舗入口のPepper

10月6日から12日まで、秋葉原駅構内のイベントスペースで、オープン記念イベントを実施。Pepperとスタッフが店の紹介や店内のお買い得情報などを案内する。

<イベントスペースの様子>
イベントスペースの様子

店舗概要
所在地:東京都千代田区外神田1-18-19
新秋葉原ビル1階
TEL:03-3256-2272
営業時間:10時~20時30分
売場面積:約171.6m2

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