日本フードサービス協会/外食産業の1月度売上3.1%増、17か月連続増加
2018年02月27日 09:50 / 月次
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日本フードサービス協会が発表した外食産業市場動向調査によると、外食産業の1月度売上状況は、前年同月比3.1%増と17か月連続で前年を上回った。
1月は、正月三が日や成人の日など年始需要がおおむね好調だった。下旬の関東地方を中心とした大雪や強い寒気が客足に影響を与えたが、ファーストフード業態が洋風・和風を中心に好調を維持したことに加え、ファミリーレストランでも引き続き客単価が上昇した。
ファーストフード業態の全体売上は5.4%増と前年を上回った。
洋風は、引き続き期間限定商品やリニューアル商品が好調で、売上は7.4%増。和風は、鍋メニューのテイクアウト訴求が奏功し、原材料高による価格改定とあいまって売上は7.1%増。
麺類は、店舗増とトッピングの値上げなどで、売上は3.1%増。持ち帰り米飯・回転寿司は、降雪が客数と物流に影響し、売上0.8%減。その他は、カレーが商品価格の順次改定により引き続き客単価上昇、売上3.0%増となった。
ファミリーレストラン業態の全体売上は0.8%増と前年を上回った。
業種別では、洋風は、高単価メニューが堅調で客単価は上昇しているものの、雪の影響に加え、元日休業など営業時間の短縮もあり客数が伸びず、売上0.2%減。
和風は、年始の正月需要で客単価が上がったものの、雪の影響でシニアなどの顧客が減少し、売上2.2%減。
中華は、店舗増や割引キャンペーンなどの集客効果で客数が増え、売上は2.5%増。焼き肉は引き続き好調で、売上8.3%増と14か月連続して前年を上回った。
パブ・居酒屋業態は、飲酒業態は、年始需要は好調だったものの、下旬の大雪と気温の低下などが客足に影響し、全体売上は3.6%減と前年を下回った。
パブ・ビアホールは、大規模な年始のセールで客数増となったものの、セール割引で客単価が下がり、売上は2.3%減。居酒屋は、店舗減少と雪の影響で、売上は3.9%減と前年を下回った。
ディナーレストラン業態は、雪の影響はあったものの年始需要が好調なところが多く、売上3.5%増となった。
喫茶業態は、ホットフードや菓子メーカーとコラボしたホットドリンクが好評で客単価上昇、売上は1.1%増となった。
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