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札幌八幸食品/北海道の製麺業者、破産手続開始で負債2億円

2018年02月27日 09:00 / トピックス

帝国データバンクによると、札幌八幸食品は、2月9日に札幌地裁より破産手続き開始決定を受けた。

同社は、1975年8月に設立された製麺業者。北米産小麦粉を用いた、しょうゆ、みそ、塩味の「むかし屋らーめん」や道内の著名ラーメン店の味を再現したご当地ラーメンのほか、「蕎麦暦」「しこしこそば」「蕎麦日和」「蕎麦遊膳」「韃靼そば」「蝦夷北竜そば」といった蕎麦、さらにはラーメンスープやつゆの製造も行っていた。

スーパーストアなどの量販店を得意先に営業展開を図り、2002年3月期には売上高約4億8000万円を計上していた。

しかし、原材料価格の高騰や同業者間の競争などもあって業況の低迷を余儀なくされたことから、2006年には銭函工場を閉鎖し工場機能を本社に集約するなど経営のスリム化に取り組んでいた。

その後も安定した採算を確保するには至らず、2017年3月期の年売上高は約2億円にとどまり、過去の欠損計上から債務超過の財務内容が続くなかで資金調達は限界に達し、2月7日までに事業を停止していた。

負債は約2億円。

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