ビックカメラ/目標年商1億2000万円「アクアシティお台場」に初の酒専門店
2018年08月08日 15:55 / 店舗レポート
ビックカメラグループのビック酒販は8月8日、東京・お台場の商業施設「アクアシティお台場」4階に、「ビックカメラリカー アクアシティお台場店」をオープンした。初年度目標年商は1億2000万円。
ビック酒販はビックカメラグループ店内に36店を展開し、日本酒・焼酎・ウイスキー・ワイン・ビールなどを販売している。今回、店内のコーナー展開ではなく、初めて単独の酒専門店として出店した。
売場面積は約70m2で、ビール類・日本酒・焼酎・ワイン・ウイスキー・ブランデー・リキュール・スピリッツなど2000アイテム以上を取扱い、店舗周辺のお客や国内外からの観光客の要望に対応する。
既存のビック酒販が展開する売場面積は150~200m2のため、売場面積が小さいアクアシティお台場店では、つまみやお菓子などの食品は販売せず、酒類のみに特化した品ぞろえを展開する。
また、1号店は、「Air BIC CAMERA(エア ビックカメラ) アクアシティお台場店」に隣接する区画に出店したため、食品の取り扱いはエアビックカメラに任せた。
店内は、エアビックカメラと自由に往来できる構造を採用しており、エアビックカメラを利用する訪日外国人観光客の利用も見込んでいる。
エアビックカメラと店舗は連結しているが、商品の会計は酒専用レジを設置して分離した。お客が両店の商品を持ち込んだ場合は、それぞれのレジで別会計で対応する。
ビック酒販の村松隆之社長は、「エアビックカメラに隣接するため、日常的に利用するお酒の品ぞろえを付加することでお客の利便性を高めた。ビックカメラリカーの1号店としての特徴を出すためお酒だけで2000アイテムをそろえた。海外からのお客も多いため、日本全国のお酒が買えることをコンセプトに日本酒もそろえた」という。
酒類専門店としての特徴を出すため、日本各地の国産クラフトビール80アイテムと輸入クラフトビール120アイテム、合計約200アイテムをそろえた。
クラフトビールの品ぞろえは、ビック酒販では最大のアイテム数をそろえた。
店舗中央の柱回りに、クラフトビールコーナーを設置したほか、店内の冷蔵ケースには、売れ筋商品を中心としたクラフトビールコーナーを設けた。
村松社長は、「クラフトビールは小瓶の商品が多く、狭い店舗でも豊富な品ぞろえができる。500円以下で買える商品が多く、お台場という観光地でちょっといいビールを飲みたいニーズに対応したい。ワインや日本酒は飲まないという人もいるがビールを飲まないという人は少ない。珍しいクラフトビールが買えることで、来店のきっかけを作りたい」と語る。
平均単価で、1本300円程度のクラフトビールの品ぞろえを豊富にしたことで、平均客単価は既存のビック酒販よりも高い1200円から1500円を目標とした。
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