日本ハム/4~9月、台風・地震の影響で営業利益28%減
2018年10月31日 09:30 / 決算
日本ハムが10月31日に発表した2019年3月期第2四半期の連結決算は、売上高6180億円(前年同期比1.4%減)、営業利益214億2200万円(28.1%減)、純利益163億7100万円(20.6%減)だった。
利益面は、台風21号、北海道胆振東部地震の影響により、関西地方の物流拠点、北海道胆振地方の鶏肉生産拠点において、棚卸資産の評価損、固定資産減損損失が発生したため、大きく減益となった。
加工事業本部は、売上高は対前年同期比1.1%増の1744億6300万円、営業利益4.6%減の27億5300万円。
TVCMを導入した「中華名菜」に加え、「シャウエッセンピザ」等の新商品の上乗せをした「石窯工房」が好調に推移し、売り上げが前年を上回ったが、物流コストや電気、燃料をはじめとする製造コストが上昇し、減益となった。
食肉事業本部は、売上高は2.7%減の3791億3500万円、営業利益は28.4%減の182億5200万円。
国産豚肉、国産鶏肉の相場が前年に比べ下落したこと、また輸入鶏肉の国内供給量が増加し価格が軟調に推移したことなどにより、売上高は減収。
利益は、生産部門は、飼育成績やブランド食肉比率の向上、最新設備導入による処理能力向上等に努めたが、国産豚肉、国産鶏肉の相場下落や飼料価格上昇による影響が大きく、減益だった。
海外事業は、売上高は3.6%増の1316億5700万円、営業損失は8億5500万円(前年同期は13億6100万円の営業損失)。
アジア事業は低調だったが、米州・豪州が好調だった。
利益面でも、アジア・欧州事業は、タイの加工食品製造工場の人件費が上昇したことや、トルコでの養鶏事業において、トルコリラ安の影響により飼料や資材の価格が高騰したことなどにより、前年を下回った。
2019年3月期通期の連結決算は、売上高1兆2600億円(前期比0.1%増)、営業利益360億円(21.4%減)、純利益230億円(38.8%減)を予想している。
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