マックスバリュ中部/「食」を強化した2つの新業態スタート
2019年04月12日 17:20 / 店舗
マックスバリュ中部は2019年、「食」を強化した2つの新業態を成長のエンジンに育成する。
4月11日に行われた決算会見で、鈴木芳知社長が明らかにしたもの。
<食を楽しむ「ファン・トゥ・ショップ」>
※出典:4月11日記者会見資料(以下同)
ともに「食」をクローズアップした新業態となっている。
1つ目の業態のコンセプトは「ファン・トゥ・ショップ」。3月に改装した「マックスバリュ上野小田店」(三重県伊賀市)から開始した。
お客への食提案、買物の楽しさを提供し、食卓を想起させる店舗に仕上げた。
標準面積は2000m2で、想定売上高18億~20億円を目指している。4月「マックスバリュ森孝東店」(愛知県名古屋市)から新規出店でも取り入れ、下期2店出店を予定している。
鈴木社長は「ミールソリューション型のスーパーに再構築するにあたり、新フォーマットを2つ開発した。ファン・トゥ・ショップ型店では、目の前で鮮魚をさばくのを楽しめ、各コーナーで試食を用意。焼き立てパンの香り、焼き芋の温かさなど五感で食卓を想起し、思わず買いたくなる店作りをしていく」と説明した。
2つ目の業態は「生鮮強化型」となっている。
生鮮食品を強化し、嗜好性の高いカテゴリーの品ぞろえに特化した。
1個から箱売りまで対応し、近隣だけでなく、遠隔地からも集客できる商圏の広い店づくりを目指している。
標準面積2500m2で、売上高は18億~20億円を想定している。
2018年11月「マックスバリュ学園前店」(三重県松阪市)から開始し、6月に「マックスバリュ港町店」(三重県津市)を新フォーマットに改装する予定となっている。
鈴木社長は、「先行導入した学園前店では、昨年に比べ売上が30%伸びている。特に、マグロと農産物を強化している」と述べた。
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