ファミリーマート/容器統一化で商品改廃時の容器廃棄量50%削減
2019年06月11日 16:10 / 商品
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ファミリーマートはこのほど、環境負荷軽減に向けた取り組みの一環として、弁当や麺の容器を種類を2019年度末までに2017年度比で4割削減すると発表した。
2017年度に約290種類あった容器を2018年度末までに3割少ない210種類へ減らし、2019年度末までにさらに180種類を目標とする。
これにより、商品改廃時の容器廃棄量は約50%削減することができるという。
レジ袋に関する取り組みでは、薄肉化・軽量化により、店あたりのレジ袋使用量のプラスチック原料を、2000年比約30%削減した(2018年度実績)。
グリーン購入法の改正に伴い、4月から国や地方公共団体の関連施設内店舗でバイオプラスチックを30%使用したレジ袋を導入している。
今後も行政と連携し情報収集するとともに、店舗やお客に混乱のないように、脱プラの推進を検討する。
また、定番サラダの容器に植物由来のバイオマスプラスチック(PLA)を使用している。
PLA容器は、原料の植物が光合成する時に使うCO2と容器を処分する時のCO2がほぼ同じなため、実質的にこの容器を使用することによってCO2の量が増えることはない。
これにより2017年度は1年間で約2,503トンのCO2を抑制した。
現在、PLAの国内流通量の20%をファミリーマートが使用しており、小売業でナンバーワンの使用実績となっている。
これに加えて、使用済みペットボトルを原料とした再生PET素材を冷やし麺の容器に使用するなど、さらなるCO2削減に取り組むという。
弁当類の容器包装は従来、全体をラップする「フルシュリンク包装」を採用していたが、2014年2月から、容器とフタの結合部分にのみフィルムを装着する「サイドシュリンク包装」の導入を開始し、2015年2月に全面的に切り替えた。
これにより、従来ラップフィルム対比で、プラスチック原料は550トン削減、CO2は1,975トン削減した。
サイドシュリンク包装は商品が見やすく、お年寄りから子どもまで誰にでも開けやすい、というメリットもある。
2017年9月に販売を開始したお母さん食堂のパッケージは、容器内に二酸化炭素と窒素を注入し、酸化を抑えることによって従来よりも消費期限を延長した。
従来の「ふた」から「トップシール」(容器に直接フィルムを張ることで蓋をする方式)への変更により、同量惣菜容器と比較してプラスチック原料を年間33.6トン、CO2換算で年間153.7トンを削減したという。
■ファミリーマート環境への取り組み
http://www.family.co.jp/company/csr/environmental_initiatives/goods.html
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