【2026年版】ファミリーマート 企業情報│アパレル強化・新型レジ導入・2030プロジェクト室新設で進む変革

最終更新日時:2026年09月13日(14:37)

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企業概要

株式会社ファミリーマートとは・業績ハイライト

株式会社ファミリーマートは、フランチャイズシステムによる大手コンビニエンスストアチェーンの展開を主力事業とする企業です。「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のスローガンのもと、全国に強固な店舗網を構築しています。

2026年2月期通期(IFRS)における事業利益は1,002.0億円(前期比+152.0億円)と過去最高益を達成しました。2027年2月期通期計画では事業利益1,030.0億円を見込んでいます。

■ 決算業績ハイライト(連結)

  • 2026年2月期 通期実績(IFRS):
    • 営業総利益:4,469.0億円(前期比 +146.0億円)
    • 事業利益:1,002.0億円(前期比 +152.0億円・過去最高益)
    • 親会社の所有者に帰属する当期利益(特殊要因除く):649.0億円(前期比 +125.0億円)
    • チェーン全店売上高:3兆3,002.1億円(国内エリアフランチャイズ含む)
    • 全店平均日商:58.5万円(過去最高)
  • 2027年2月期 通期計画(IFRS):
    • 営業総利益:4,580.0億円(前期比 +111.0億円)
    • 事業利益:1,030.0億円(前期比 +28.0億円)

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経営戦略・重点施策

ファミリーマートは、創立45周年という大きな節目を契機に、アパレル事業の拡大、店舗DXによる省力化、人財採用・定着施策の刷新、ならびに持続的な話題化を狙う商品マーケティングを展開しています。

1. コンビニアパレル「コンビニエンスウェア」の戦略的強化

主力のアパレルブランド「コンビニエンスウェア」は前年比売上30%増と急速な成長を遂げています。競合他社の新規参入が相次ぐ中、先行優位性を生かしてコラボレーション商品の拡充やペット用品などの新ジャンル展開を進め、「ついで買い」だけでなく「わざわざ目的買いで訪れる店舗」への変革を推進しています。また、両国国技館で開催された「ファミフェス2026」にて新ユニフォームを公開するなど、ブランド発信力を一段と高めています。

2. 店舗オペレーションDX(新型POSレジの全店導入)

深刻化する人手不足への対応および店舗業務の負担軽減を目的に、有人モードとセルフモードを柔軟に切り替え可能な「新型POSレジ」を全店へ順次導入しています。これにより、1日あたりのレジ関連業務時間を約2割削減し、接客や売場づくりの質的向上を図っています。

3. 人財採用・定着施策と組織体制の刷新

加盟店の人的課題の解決に向け、店舗スタッフの資格制度を全面的に刷新し、新人の早期離職防止と職場定着を強力に推進しています。「ファミフェス2026」等の大型イベントを通じたブランディングにより、採用応募数を1.5倍に引き上げる成果をあげています。さらに、2030年の成長を見据えた社内横断的な変革を加速させるため、社長直轄の専門組織「2030プロジェクト室」を9月1日付で新設し、南雲克明氏が室長に就任しました。

4. 45周年コラボ・人気IP・インパクト施策による売上牽引

創立45周年を記念した「ファミマとコラボ祭」では史上最多となる18商品を投入し目標日商5〜10%増を目指すほか、定番の「45%増量キャンペーン」第2弾や、大谷翔平選手を起用したおむすびキャンペーン第5弾など、話題性の高い大型販促を連発。米の仕入れ価格低下にあわせたおにぎり主要4種の値下げなど、顧客還元と来店頻度向上を強力に後押ししています。

5. 店舗ネットワーク・サービスインフラの拡張と社会貢献

海外事業においては、ベトナム・ハノイ市に初出店を果たし、同市内での早期20店舗出店を目指して東南アジアでの展開を加速しています。国内では全国約16,000店での「ブックオフ買取」サービスを開始し、荷受けインフラ機能を拡大。また、熊本地震などの自然災害時には迅速な支援物資の供給やスマホ充電サービスの無料開放を実施するなど、地域社会に欠かせない防災・生活インフラとしての役割を果たしています。

企業データ・商品分類別業績

■ 会社概要

商号 株式会社ファミリーマート(FamilyMart Co.,Ltd.)
本社所在地 東京都港区芝浦3-1-21
設立年月日 1981年9月1日
資本金 166.6億円
決算期 2月末日(年1回)
事業内容 フランチャイズシステムによるコンビニエンスストア事業

■ 商品分類別売上状況(単体:2026年2月期通期)

商品分類 主な取扱商品 売上構成比 差益率
ファスト・フード フライドチキン、中華まん、おでん、カウンターコーヒー等 6.2% 50.7%
日配食品 米飯、調理麺、調理パン、デザート、冷凍食品等 27.9% 37.4%
加工食品 飲料、酒、カップ麺、菓子等 25.1% 40.5%
非食品 雑誌、雑貨、煙草等 30.7% 15.4%
サービス プリペイドカード、チケット、コピー、宅急便等 9.9% –
合計 – 100.0% 32.0%(サービス含まず)

■ 店舗数(2026年2月末時点)

区分 店舗数 前年同期差
国内ファミリーマート(単体) 15,482 店 +164 店
国内エリアフランチャイズ(AFC) 933 店 ±0 店
国内店舗数 合計 16,415 店 +164 店
海外エリアフランチャイズ(AFC) 8,848 店 +478 店
チェーン全店 店舗数 25,263 店 +642 店

役員一覧

役職名・担当 氏名
代表取締役 社長 小谷 建夫
取締役 副社長執行役員
社長補佐(兼)特命担当(事業会社・売場・本部連携、事業会社間連携、加盟店支援)
加藤 利夫
取締役 専務執行役員
CSCO- サプライチェーン(兼)直営店プロジェクト室管掌
小竹 伸
取締役 常務執行役員
CSO- 経営戦略(兼)データマネジメント室長
村井 健二
取締役 常務執行役員
CAO- 総務人事・広報(兼)管理本部長(兼)広報部長
山崎 康一
取締役 常務執行役員
CIO(兼)CFO補佐-財務経理
山口 和昭

従業員の状況・人財投資

ファミリーマートの従業員数は5,109名(2026年4月末時点)です。

■ 給与改定および人財投資(2026年度実績)

持続的成長と従業員のエンゲージメント向上を目指し、労働環境や給与水準の向上に取り組んでいます。

  • 4年連続のベースアップ実施:ベースアップと定期昇給を合わせ、正社員組合員(約4,300名)の月例給を平均16,117円アップ(2026年3月度より運用)。
  • 初任給の引き上げ:2026年4月入社の大学卒新入社員の初任給を前年比10,000円引き上げ、270,000円(東京在住の場合)に改定。
  • 特別一時金の支給:事業利益1,000億円達成への貢献を労い、全社員に対し特別一時金(6万円)を別途支給。業界トップ水準の年収水準を維持。

月次売上動向

■ 2027年2月期 直近営業実績(国内単体:2026年3月~8月)

既存店日商は2026年3月〜5月が前年超えで好調に推移したものの、6月〜8月にかけては天候不順等の影響により前年割れとなっています。各種大型キャンペーン(45%増量、大谷翔平選手コラボ、45周年コラボ祭等)の展開により客単価は前年実績を上回って推移していますが、客数は前年割れが続いています。

年月 2026年3月 2026年4月 2026年5月 2026年6月 2026年7月 2026年8月
既存店日商前年比 100.6% 101.0% 101.2% 96.8% 99.7% 99.7%
既存店客数前年比 98.2% 98.0% 97.6% 96.3% 97.8% 97.1%
既存店客単価前年比 102.5% 103.1% 103.7% 100.5% 102.0% 102.8%
出店数 16 店 20 店 23 店 33 店 22 店 18 店
閉店数 18 店 10 店 15 店 14 店 13 店 15 店
純増減 △2 店 +10 店 +8 店 +19 店 +9 店 +3 店
月末店舗数 15,480 店 15,490 店 15,498 店 15,517 店 15,526 店 15,529 店

※既存店前年比は、たばこ・カード・チケットの影響を除いた数値です。

■ 前期営業実績(国内単体:2026年2月期 通期)

年月 25/3月 25/4月 25/5月 25/6月 25/7月 25/8月 25/9月 25/10月 25/11月 25/12月 26/1月 26/2月
既存店日商 105.2% 104.7% 102.9% 104.4% 104.2% 103.6% 103.3% 101.6% 101.9% 100.5% 101.6% 102.6%
既存店客数 100.6% 100.2% 100.1% 99.3% 100.2% 99.2% 98.6% 97.3% 96.7% 97.0% 98.3% 98.6%
既存店客単価 104.6% 104.4% 102.8% 105.1% 104.0% 104.5% 104.8% 104.4% 105.4% 103.7% 103.4% 104.1%
全店売上高 102.5% 102.3% 104.5% 102.9% 103.2% 101.8% 101.3% 99.6% 99.6% 97.9% 99.3% 101.4%
出店数 19 店 58 店 24 店 24 店 20 店 27 店 21 店 29 店 21 店 32 店 28 店 69 店
閉店数 22 店 11 店 12 店 22 店 11 店 12 店 5 店 12 店 11 店 3 店 28 店 59 店
純増減 △3 店 +47 店 +12 店 +2 店 +9 店 +15 店 +16 店 +17 店 +10 店 +29 店 0 店 +10 店
月末店舗数 15,315 15,362 15,374 15,376 15,385 15,400 15,416 15,433 15,443 15,472 15,472 15,482

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