ドミノ・ピザ/国内600店目「銀座店」に新コンセプト「D-PIT」導入
2019年07月02日 17:00 / 店舗レポート
ドミノ・ピザジャパンは7月2日、東京・銀座に600店目となる「ドミノ・ピザ銀座店」をオープンした。銀座店は、店舗デザインの新しい試みである「D-PIT」の旗艦店となる。
D-PITは、「Domino’s PIT」の略で、デリバリーバイクのガレージをより効果的に活用することでお客によりブランドを深く理解してもらう業態。
ブランドカラーである青色のLEDライトやさまざまな革新的なテクノロジーのロゴを用いて、モダンでスタイリッシュなデザインにすることで、ドミノが革新的なテクノロジーを生み出し続けているブランドであることを可視化した。
注文してから短時間で届くことから、冷凍生地を焼いているのではないか、作り置きをしているのではないかといった疑問を持つお客もいるため、オープンキッチンを採用した。
発酵した生地を整形し、ピザの具材をトッピングし、焼き上げる一連の工程をまじかに見ることができる。
デジタルサイネージを活用して、商品やキャンペーンを紹介するほか、注文商品の焼き上がり時間や待ち時間を表示する。
できたてのピザが最もおいしいことから、焼き立てのピザが食べれるように、店内には、テーブル席10席とカウンター席4席を用意し、店内飲食にも対応する。
銀座店の店舗面積は約130m2で、イートイン併設の標準店となっている。今後も、店舗面積が確保できればイートイン併設店舗の出店を進める計画だ。
10月1日から実施される軽減税率の対応では、店内飲食と持ち帰りで対応する税率をそれぞれ10%と8%を適用する予定だ。現在、お客にとってできるだけストレスのない形での対応方法を検討しているという。
ドミノ・ピザでは、焼き立てのピザをより早くお客へ届ける施策として、テクノロジーを活用した施策を展開している。
現在、注文したピザの配送状況をお客もアプリで確認できる「GPS DRIVER TRACKER」を全店で提供している。
「GPS DRIVER TRACKER」は、各ドライバーの運行速度や運行状況も確認できる機能があるため、安全に商品を配送しているかを確認することができる。
管理画面では、製造中の注文は青、配送中は緑、帰り便はオレンジで色分けして表示。店舗の配送バイクや電動自転車の配送状況をリアルタイムで計測している。
店舗によっては電動自転車による配送も進めており、店舗から4km以内の配達では、電動自転車を活用している。一部の店舗では、電動自転車のみの配送となっている。
現在、ドミノ・ピザでは、新たな取り組み「PROJECT 3TEN(プロジェクト・スリーテン)」を推進している。持ち帰り3分、宅配10分を目指す取り組みで、銀座店でもプロジェクト・スリーテンを実現する施策を取り入れた。
ピザを成型し、トッピングをするまでのキッチン、オーブン、デリバリー窓口などのレイアウトを見直した。
レイアウトを見直すことで、最短距離の作業動線を実現し、1秒でも早く焼き立てのピザを配送できる体制を目指した。
できたてのピザをより早くお客に届けるため、ドミノ・ピザでは、割譲という既存店舗のドミナントエリア内に店舗を出店し、1店あたりの商圏を小さくする取り組みを進めている。
銀座店も「ドミノ・ピザ八丁堀店」の配送エリア内に出店することで、3.4kmという小商圏に対応した店舗とした。
これまでの実績では、都心部では商圏を小さくするほど、1店舗あたりの売上が伸びる傾向がある。そのため都心部では1店舗あたりの商圏を5km程度にする方針だ。
ドミノ・ピザは新ブランドコンセプトとして、「HUNGRY TO BE BETTER(よくすることにハングリー)」を標ぼうしている。
よくすることにハングリーを伝えるため、店内には、スタッフの写真を掲示した。
銀座店は、記念すべき600店目を表す記念碑も設置している。600店目のオープンを記念して、7月2日~9日、「ドミノ・デラックス」と「アメリカン」(各税別Mサイズ1800円)を600円に割引するキャンペーンを実施する。
今後も日本国内での出店を進める計画で、2025年~2028年には国内1000店体制を目指す。
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