神明/生産者と消費者をITでつなぐ農業ベンチャー2社と提携
2019年09月06日 12:20 / 経営
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神明ホールディングスは9月5日、ビビッドガーデン、農業総合研究所との業務提携を発表した。
ビビッドガーデンは、「生産者のこだわりが正当に評価される世界へ」という思いのもと、こだわり農家に高い利益率での販路を提案するオンライン直売所「食べチョク」を運営。生産者が、個人や飲食店に直接商品を販売できるプラットフォームを提供している。
登録生産者数は450軒以上で、30~40代の女性を中心に高い支持を得ているという。
神明HDと資本業務提携をすることで、「食べチョク」サービスの充実・認知強化、飲食店向け「食べチョク Pro」における販売先の拡大を図る。また、 米をはじめとした取扱農産物の拡充、「食べチョク」「食べチョク Pro」における配送の効率化にも取り組む。
さらに、農総研は、「ビジネスとして魅力ある農産業の確立」をミッションとし、全国約8500人の登録生産者と都市部を中心とした約1400店舗のスーパーマーケットをITでダイレクトに繋ぎ、独自の情報・物流・決済のプラットフォームを構築。同社集荷施設で集荷した新鮮な農産物を都市部のスーパーマーケットを中心としたインショップ形式の直売所で委託販売する「農家の直売所」を提供している。
今回の業務提携で、両社の農産物集荷・販売インフラの相互利用が可能になる。神明は米の集荷力強化・野菜・果物の販売力強化、農総研はかねてより検討していた米流通事業の本格スタート、野菜・果物の集荷力強化を図ることができ、生産者の利便性向上と売上拡大に貢献していく。
今後は集荷、販売インフラの相互利用に加え、物流の協働・農総研における地産地消の米の協働も検討し、米・野菜・果物の流通コスト最小化を目指す。
■食べチョク
https://www.tabechoku.com/
■食べチョク Pro
https://pro.tabechoku.com/
■農家の直売所
https://www.nsk-farmer.com/
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