ドン・キホーテ/増税前8%値引企画「100億円還元」新規顧客獲得へ
2019年09月12日 18:30 / 経営
ドン・キホーテは9月14日~30日、日用品などの会計金額(本体価格)から8%値引きする「ドン・キホーテが8%も負担するゼィ!」を開催する。9月12日、同企画の記者発表会を実施した。
10月の消費増税を前に、現金・キャッシュレス関係なく8%値引き、アパレルPB商品の最大50%オフなどの施策で、企画全体で100億円の還元を目指す。赤字覚悟の一大セールと銘打ち、消費増税前に話題作りすることで、ドン・キホーテに来店したことのない顧客を取り込み、将来の客数増につなげるもの。
対象商品は日用品、家庭雑貨、衣料品、玩具、カー用品、ブランド品、家電製品など。食品、飲料、酒類、たばこ、金券などは対象外となる。個店経営を打ち出す同社として、グループで全国384店で実施する統一施策は今回が初めてだという。
君島諭・営業サポート本部長は、「他社では会員限定の施策が多いが、当社ではストレートに店頭価格で勝負する過去最大のセールを実施する。majica(マジカ)会員だけでなく、現金支払いも含めることで、ドン・キホーテに来たことのないお客様も取り込みたい。100億円の還元が目標だが、100億円を超えた分も還元し、多くの人にドン・キホーテで買物をする魅力を試してほしい」と話した。
今回のセールでは、すべての顧客を対象に現金・キャッシュレス関係なく8%値引きする。majica会員は、majicaへのチャージ時、会員ランクに応じて1~最大5%のポイントが付与されるので、最大13%お得になる。
また、「majica donpen card」の新規入会・利用で、最大8500円分付与する。アパレルプライベートブランド(レストレーション/アクティブギア)は店頭表示価格から、最大50%オフとした。
君島本部長は、「お客様の増えるセール時に、PBのアパレル商品をお得な価格で提供することで、アパレルPBの知名度を向上させたい。10月以降もインパクトのある価格で、価格競争力のある企画を実施し、お客様の期待に応えていく」と説明した。
前回増税時よりも、駆け込み需要は現状はっきりと動きが見えておらず、消費者に刺激を与えることも目指す。同社では、前回増税時に比べ、駆け込み需要が弱いのは、食料品が軽減税率の対象であることも影響しているとみている。
さらに、ドンキ公式Twitterフォロー&リツイートキャンペーンに参加すると、抽選でペア8組(16人)にDON DON DONKI(シンガポール・タイ・香港のいずれか)を巡る旅をプレゼントする。
■対象店舗
ドン・キホーテ、MEGAドン・キホーテ、MEGAドン・キホーテUNY(MEGAドン・キホーテUNY武豊店は除く)、ドン・キホーテUNY、長崎屋、ピカソ計384店(9月12日現在)
■対象外商品
食料品、飲料、酒類、たばこ、POSAカード、金券、自治体指定ゴミ袋、サービス手数料、カウンセリング化粧品、書籍、CD
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