ココカラファイン/「3COINS」看板を無許可使用、商標権侵害でお詫び
2019年11月25日 10:50 / 経営
ココカラファインは11月25日、商標権侵害に関するお知らせとお詫びを発表した。
子会社のココカラファインヘルスケアが運営するドラッグストア店舗のうち主に九州地区の5店で、1年以上の長期に亘り、300円均一コーナーの売場案内看板に、株式会社パルの登録商標である「3COINS」を誤って許可なく使用していたもの。
同社によると、商標権侵害は、子会社の九州地区店舗で300円均一商品を導入するにあたり、「『3COINS』の商品を導入する」ものと誤解した地区責任者の指示に従い、売場案内看板発注担当者がこの誤解に気が付くことなく該当する看板を発注し、看板が店内に掲示された後も店舗従業員など、数多くのスタッフが目にする状況にあったにもかかわらず、商標権侵害を認識できなかったために発生してしまったという。
2018年5月に長崎県佐世保市の商業施設「ララプレイス佐世保内」の「ココカラファイン日野店」で看板を掲示したのを皮切りに、同年7月に熊本県熊本市の「サンリブしみず店内」の「ココカラファインサンリブしみず店」、同年9月に山口県下関市の「ドラッグセガミ彦島店」でも看板を掲示した。
2018年11月には、大分県大分市の商業施設「フリーモールサンリブわさだ店」の「ココカラファインわさだ店」、熊本県熊本市の「ココカラファイン下通店」でも看板を掲示し、合計5店が許可なく「3COINS」の看板を使用した。
ココカラファインは、「パル様には長年育て上げられてきた大切なブランドであるにもかかわらず、このような商標権侵害をしてしまいましたことに関し、深くお詫び申し上げますとともに、該当店舗を利用するお客様に対しまして、該当店舗で販売している300円均一商品が、パル様の『3COINS』の商品であるかのような誤解を与え続けてしまいましたことに関し、深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」とお詫びしている。
該当する売場看板は、2019年10月にはすべて撤去しているが、ココカラファインとココカラファインヘルスケアは、事件を重く受け止め、このような事態を二度と起こさないよう、知的財産権に係る従業員教育や管理体制を強化・徹底し、再発防止を図るという。
ココカラファインとパルは、すでに事件についての話し合いの場を設けており、ココカラファインのお詫びと再発防止策を確認した。ココカラファインは、深くお詫びを表明しており、今後、法的措置などはしないことを確認しているという。
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