USMH/2月期人件費増・台風被害で純利益69.2%減
2020年04月09日 16:30 / 決算
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスが4月9日に発表した2020年2月期決算によると、営業収益6916億6000万円(前期比0.4%減)、営業利益93億5700万円(20.8%減)、経常利益96億2700万円(21.4%減)、親会社に帰属する当期利益16億3600万円(69.2%減)となった。
売上面は、出店する地域の食品市場にはディスカウントストア、ドラッグストアの出店が続き競争環境が大きく変化したことに加え、7月度の天候不順による影響、9月及び10月の台風により一部店舗の休業や営業時間短縮を行う事態となったことなどにより減収だった。
利益面では、フルセルフレジやセミセルフレジの導入、作業標準化といった生産性向上の取組み、本部と店舗の人員配置の見直しといった施策を進めたものの、社会保障費、時給単価の上昇を補うには至らず、人件費が前期比1.2%増となっている。
また、特別損失では、52億7000万円の減損損失を計上したことに加え、台風被害による損失を3億800万円計上した。
主要連結子会社では、マルエツ単体の営業収益は3759億7200万円(0.3%増)、カスミ単体の営業収益は2681億4600万円(1.3%減)、マックスバリュ関東単体の営業収益は438億3500万円(0.1%増)となっている。
出退店では、マルエツが5店舗、株式会社カスミが5店舗、グループ計で10店舗を新設した。一方、経営資源の効率化を図るため、マルエツが1店舗、カスミが5店舗、マックスバリュ関東が1店舗、グループ計で7店舗を閉鎖した。
その結果、2月末のグループ店舗数は、中国江蘇省の2店舗を含めて521店舗だった。
次期は、営業収益7020億円(1.5%増)、営業利益100億円(6.9%増)、経常利益102億円(5.9%増)、親会社に帰属する当期利益21億円(28.3%増)を見込んでいる。
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