丸亀製麺/英国・ロンドンに初出店、ビーガン向けメニューも提供
2021年03月23日 12:50 / 海外
トリドールホールディングスは3月23日、讃岐うどん専門店「丸亀製麺」を7月英国・ロンドンに初出店すると発表した。
<「丸亀製麺」ロンドン1号店のイメージ>
店舗名は「Marugame Udon Liverpool Street Station」で、ロンドン都心部では主要ターミナル駅となるリバプールストリート駅の近く、様々な世界中のレストランが集まるエリアに出店する。
店内では、日本と同様に製麺機を置き、日本産の小麦粉を使って、打ち立て、ゆでたてのうどんを提供。店内での飲食に加えて、テイクアウトやデリバリー、ネットで注文して店舗で受け取るサービスにも対応する。
<(左から)豚骨うどん、かけうどん、チキンかつ丼>
メニューは、日本で定番人気の「釜揚げ うどん」や「かけうどん」「肉うどん」などのうどんに加え、日本食になじみのない人でも食べられる食事として、ロンドンでメジャーな日本食をベースにした「豚骨うどん」や「チキンカツカレー丼」などもそろえる。価格は3.45ポンド(約520円)から販売する。
そのほか、顧客の目の前で揚げる「天ぷら」や、おにぎりなどのサイドメニュー、「青ねぎ」「しょうが」「天かすなど」の薬味も用意。薬味は好きなだけトッピングができる。
さらに、様々な食習慣の人に対応するため、丸亀製麺では初のビーガン(完全菜食主義者)向けメニューも導入。メニューの約30%をビーガン向けにする。
ビーガン向けの食事では、通常、魚介を使用するうどんのだしを、野菜を使った植物性のだしに変更。植物性のだしをベースにした「かけうどん」や「キムチ焼きうどん」「カレーうどん」などを提供する。
天ぷらの衣もビーガン仕様に変える。そのため、ビーガンの人だけなく、肉食を減らし定期的に野菜を食べる「フレキシタリアン」の人も楽しめるという。
トリドールホールディングスは、2020年7月にロンドンでの出店に向け現地法人を設立。今春のオープンを計画して準備を進めてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、出店時期の延期を余儀なくされていた。
しかし、英国でロックダウン(都市封鎖)の緩和計画が段階的に進んでおり、6月には全面解除が予定されていることから、7月に開店を決めた。同社では、ロンドン出店を皮切りに欧州で丸亀製麺の本格展開を開始するとしている。
■Marugame Udon Liverpool Street Station
住所:1-3 Widegate St,Spitalfields,London E1 7ES
オープン日:2021年7月(予定)
営業時間:11時~22時(予定)
客数:約100席
店舗面積:約371m2
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