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イオンモール/「海外事業本部」新設、本部長は岩村社長が兼任

2021年03月23日 13:00 / 経営

イオンモールは4月1日付で、中国本部とアセアン本部を解消して「海外事業本部」を新設する。

同社は、2021年2月期(2020年度)を初年度とする中期経営計画(2020~2022年度)において、「海外における高い利益成長の実現」「国内における安定的成長の実現」「成長を支えるファイナンスミックスとガバナンス体制構築」「ESG経営の推進」を成長施策として掲げた。ESG視点に基づく経営を通じて、社会的価値と経済的価値の創出を通して、地域社会とともに持続的な成長に取り組んでいる。

新事業年度における経営課題、目指す姿を策定し、さらなる経営の効率化、意思決定の迅速化の実現を目的として組織変更を実施するもの。

海外事業本部長は、岩村康次社長が兼任する。

海外事業における高い利益成長の実現を目指し、中国・アセアンの成長マーケットへの新規出店の加速・既存モールの増床活性化の推進を目指す。

また、同日付で営業本部とリーシング本部を解消し、「CX創造本部」を新たに設置することも決定した。

国内事業における地域へのソリューション提供、テナント企業との協業による新しい取り組み、重点課題の空床対策などを早期に推進・解決し、CX(カスタマーエクスペリエンス)を創造することでリアルモールの魅力の最大化の実現を図る。

CX創造本部長には、藤木光広常務が就く。

また、ニューノーマル時代に対応した施設環境づくり、次世代モールの構築、オフィスを始めとする複合型、OPA事業の再生も含めた都市型SC事業(街づくり開発)を推進する。

デジタル技術やデータを活用し、新たなビジネスモデルの創出、顧客の新たな「暮らし」を創造する事業の開拓、新時代に対応するオペレーションシステムの確立、ES向上を含めたDXを強化する。

さらに、成果指標を明確にしたマテリアリティ(重要課題)への取り組みを中心に、ESG視点に基づく改革を加速し、ステークホルダーに対して経済価値、社会価値、環境価値を創出するとしている。

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