トーハン/新業態「書房すみよし」住吉書房をリブランディング
2021年07月05日 15:50 / 店舗
トーハングループのスーパーブックスは7月1日、埼玉県さいたま市の「丸広百貨店南浦和店」に、同社が運営する書店チェーン「住吉書房」をリブランディングした新業態「書房すみよし」の1号店「書房すみよし 丸広南浦和」をオープンした。
<「書房すみよし 丸広南浦和」のイメージ>
「住吉書房」は、地域密着型の書店として営業してきたが、今回、長年培った書店経営の経験を軸にして、「めくり逢い」をコンセプトに、顧客が訪れる度に新たな発見や出逢いがある書店としてリブランディングすることにした。
新店舗は、「めくり逢い」のコンセプトを受け、本との偶然の出逢いを演出する売場をなどを設置。店内は木製什器や有孔ボード、紙管を全面的に使用し、紙の本に通じるナチュラルで温かみのある空間を演出した。
<「ブランドストーリー」と「シンボルマーク」>
具体的には、ブランドストーリーとシンボルマークを店内に掲示。ブランドストーリーでは、来店者に「書房すみよし」のコンセプトを伝える。シンボルマークは、ページをパラパラめくるイメージをモチーフに 「めくり逢い」の自由と偶然性を表現した。
<「めくり逢い」コーナー>
店内中央に配置された「めくり逢い」コーナーでは、顧客の気持ちや悩みに寄り添うメッセージを元に、書店スタッフが厳選した本を並べ、来店者がさまざまな作品との出会いを楽しむことができるようにした。コーナーのボックス型の什器は、自由に動かすことが可能で、フェアごとにレイアウトを変更する。
<木の風合いを生かした看板(左)との紙管性の売り場サイン>
また、店内の看板は、木の風合いを生かしたもの使用し、角をめくって「めくり逢い」を表現したデザインに仕上げた。売り場サインや柱回りでは紙管を採用している。
<「インセクトコレクション」の展示イメージ>
さらに、入り口近くに設けたスペースでは、期間限定でイベントを実施。オープン時には、香川照之氏がプロデュースする服育ブランド「Insect Collection(インセクトコレクション)」を展開する。
店舗の設計は、トーハンのプロジェクトチーム「ネクスト・リテイルモデル・ラボ」が全面協力した。プロジェクトチームは、新しい書店モデルの研究開発を行う社内組織で、書店を核とした、新しい業態モデルの構築・事業化を目指している。
住吉書房は、1952年に設立。2015年にはトーハンの傘下となり、2019年からはトーハングループのスーパーブックスが事業を承継し運営している。トーハンでは、今後もグループをあげて「書房すみよし」の新規出店と既存店舗のリニューアルを行っていくという。
■書房すみよし 丸広南浦和
所在地:埼玉県さいたま市南区南本町1-7-4 丸広百貨店南浦和店4階
店舗面積:約866m2(BOOK:約733m2、文具:約99m2、イベントスペース:約33m2)
営業時間:10時~20時
内装設計施工:スペース
「書房すみよし 丸広南浦和」Twitter
https://twitter.com/sbsumiyoshimu
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