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ヤオコー/4~12月はデリカ好調・販促実施で増収増益

2022年02月14日 10:50 / 決算

ヤオコーが2月10日に発表した2022年3月期第3四半期決算によると、営業収益4080億9300万円(前年同期比5.1%増)、営業利益257億500万円(9.0%増)、経常利益252億5500万円(7.9%増)、親会社に帰属する当期利益169億7000万円(7.1%増)となった。

商品面では、自社の独自化・差別化につながる品揃えを実現するべく、ミールソリューションの充実に注力した。特に、自粛生活の長期化に伴う「家事疲れ」の機会を捉え、デリカ部門における販売が好調に推移した。「Yes!YAOKO」などプライベートブランドは、新規商品をリリースした。

販売面では、EDLP(常時低価格施策)や「厳選100品」の取組みなど「価格コンシャス」を強力に推進した。また、販促原資を有効活用すべく、エリア特性に応じた販促企画を実施した。

環境問題への取組み方針を策定するとともに、エコセンター(埼玉県熊谷市)を建設し、自社センターでのリサイクルの取組みを2021年10月1日から開始した。ヤオコーファームにおいても、水耕栽培施設を開設し、一部店舗で販売を開始するとともに、リサイクル肥料を使用したリサイクルループにも取り組んだ。

新型コロナウイルス感染症対策では、お客と従業員の安全・安心を第一に考え、店内一部設備の使用中止や社員の健康チェックなどの対応をした。

新規出店として、2021年4月に三浦初声店(神奈川県三浦市)と八千代緑が丘店(千葉県八千代市)、5月に府中フォーリス店(東京都府中市)、7月に川越藤間店(埼玉県川越市)、ふじみ野大原店(埼玉県ふじみ野市)、天王台店(千葉県我孫子市)、10月に和光丸山台店(埼玉県和光市)、11月に川越霞ケ関店(埼玉県川越市)を開設した。特に、和光丸山台店は旗艦店を発展させるとともに、ヤングファミリー層に特化した店づくりに取り組み、冷凍食品の展開強化等を行った。加えて、既存店の活性化策として、3店舗の大型改装を実施した。

通期は、営業収益5086億円(0.1%増)、営業利益223億円(0.7%減)、経常利益218億円(1.9%減)、親会社に帰属する当期利益142億円(2.7%減)を見込んでいる。

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