高島屋/23年秋「京都高島屋 S.C.」CCCとの合弁「京都 蔦屋書店」初展開
2022年10月12日 11:30 / 店舗
高島屋と東神開発は10月11日、高島屋京都店(京都市下京区)の隣接地で増床工事中の区画を、専門店ゾーン「京都高島屋 S.C.」として2023年秋オープンすると発表した。
百貨店と専門店からなる商業施設が誕生する。高島屋は、1831年に京都烏丸松原上ルで創業した。現在の四条河原町では、1946年に小規模のマーケットセンターとしてスタートし、1950年の増築時に高島屋京都店を開業した。
四条河原町は、東には祇園や東山などの観光エリア、西には烏丸通りを中心としたオフィスエリアを有し、四条通りや河原町通り周辺には新しい商業施設、ホテルが開業するなど、地域内外から観光、ビジネス、ショッピングといった多様な目的で人々が訪れる地域となっている。
高島屋京都店においては、2015年から2016年にかけて食料品売り場、化粧品売り場の改装を実施するなど、国内外から増加する顧客のニーズに対応。今回、高島屋京都店の増床区画に新しい機能やサービスを有する専門店ゾーンを導入する。
専門店ゾーンのコンセプトは、「出“あう”場所、出“あい”に行く場所【会・逢・遇】ここは京都の交差点 四条河原町」。街を行き交う全ての人が「楽しく」「気軽に」利用できる店舗を目指す。
また、「アート&カルチャーを発信する館」としてエンターテインメント・現代アート・サブカルチャーのトップランナーが集結。高島屋、東神開発とカルチュア・コンビニエンス・クラブによる合弁会社「TTC LIFESTYLE」(以下、TTC)による店舗「京都 蔦屋書店」を初展開するなど、百貨店の既存顧客に加えて新たな層を取り込みたい考えだ。
「京都 蔦屋書店」は、TTCによる店舗展開の第1号店。アートと文化の伝統から最先端まで幅広く提案し、より豊かなライフスタイルの実現やアートシーンの活性化に貢献する。
新設される専門店ゾーンは、「玉川高島屋 S・C」「日本橋高島屋 S.C.」など、商業施設に新しい魅力を創り続ける東神開発がテナントリーシングおよび管理・運営を担う。
出店予定テナントの一覧は、2023年春をめどに発表する予定となっている。
さらに、多層にわたるテナント集積、さまざまなMDが混在する専門店ゾーンの特性に鑑み、フロアごとに個性的なデザイナーを起用。地下1階・1階に元木大輔氏、2階・3階には井川充司氏、4階は中村圭佑氏が担当する。専門店ゾーンの施設環境デザイナーの選出、チーム組成コーディネートとコンセプトメイキング、デザインに関わるアドバイザー役として、斎藤太一氏が参画している。
■京都高島屋 S.C.
所在地:京都市下京区四条通河原町西入真町52
百貨店:地下1階~地上7階(営業面積約5万2000m2)
専門店:地下1階~地上7階(営業面積約1万3000m2)
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