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22年度上期倒産/3年ぶりに増加、新型コロナ関連倒産は1121件

2022年10月12日 15:50 / 経営

東京商工リサーチはこのほど、2022年度上半期(4~9月)の全国企業倒産は3141件(前年同期比6.9%増)だったと発表した。

<上半期の倒産3年ぶりに増加>
上半期の倒産3年ぶりに増加
※出典:東京商工リサーチホームページ(以下同)

負債総額は1兆7420億8500万円(203.1%増)となっている。

4月から9月まで6カ月連続で前年同月を上回り、年度上半期としては3年ぶりに前年同期を上回り、2020年度以来、2年ぶりに3000件台だった。

負債総額は、年度上半期では2年ぶりに前年同期を上回った。負債が1兆円を超えたのは、2017年度の2兆1173億7800万円以来、5年ぶり。

これは事業再生ADRによる再生手続きを目指したが、全金融機関の同意を得られず、簡易再生手続き(民事再生法)を申請したマレリホールディングス(埼玉・負債1兆1330億円)の負債が押し上げたためだという。

2022年上半期の「新型コロナウイルス」関連倒産は1121件(36.3%増)で、9月は過去最多の210件発生している。

<小売業の倒産は343件で3年連続減少>
小売業の倒産は343件で3年連続減少

産業別では、燃料価格の高止まりが続く運輸業が162件(42.1%増)発生。このうち、道路貨物運送業は120件(41.1%増)と大幅に増えた。

一方で、卸売業が387件(0.2%減)で10年連続、小売業が343件(1.7%減)で3年連続、不動産業が104件(5.4%減)で2年連続で、それぞれ前年同月を下回った。

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