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国分グループ/2023年の経常利益予算を192億円に上方修正

2023年04月07日 11:30 / 経営

国分グループ本社は4月5日、国分グループ「2023年度 方針説明会」を開催し、2023年のグループ経常利益予算を188億円から上方修正し192億円にすると発表した。

<国分晃社長>
国分晃社長

国分晃社長執行役員経営統括本部長兼COOは、「2022年度は大変良い業績結果を残すことができたが、このような状況であるからこそ、第11次長期計画計画「4つの価値創造目標」を追求する意義が増している。これまでには無い新たな挑戦を行い、あわせて卸機能の更なる強化を図り、メーカー様の真のビジネスパートナーとして、メーカー様の事業拡大、収益向上に貢献する」と述べた。

現在、同社は2023年度の経営方針として、「食の価値創造の実践と循環」を冠方針として掲げている。国分社長は、「ピーター・ドラッカーは、『未来は予測不能だが、すでに起こった未来は体系的に見つけることができる』と言葉を残しているが、社内SNSやナレッジレポート、社内表彰制度のナジョナル大賞、8年目を迎える顧客満足度調査アンケートの中には、この『すでに起こった未来』が多数存在していると考えている」と述べた。

その上で、「60万アイテムの取扱い商品、3万5000件の顧客を保有する地域密着全国卸の国分グループならではの情報の集積が『暗黙知、形式知』だ。これを『実践知』、すなわち『現場でのアクション、食の価値創造』とすべく、具体的な活動として実行することが求められている。国分グループにおける全ての活動が『暗黙知から形式知、そして実践知』へと進化し、それを吸収した現場が再び発信・共有することで『場』を形成する。そして、その『場』から、次なる価値創造、イノベーションに繋がる循環を作り上げ、さらには共創圏パートナーとともに知識を結合させ、食の価値創造を推進する11次長計3年目としたい」と語った。

2023年度は、第11次長期経営計画の4つの価値創造目標である「顧客満足度No.1」「共創圏の構築・拡大」「経常利益におけるコト売り比率30~50%」「仕事における幸福度の向上」の達成に向け、基本方針6点に注力するという。

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