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ドトール・日レスHD/2月期売上高16.0%増、行動規制緩和で客数回復

2023年04月17日 10:20 / 決算

ドトール・日レスホールディングスが4月14日に発表した2023年2月期決算によると、売上高1268億6400万円(前年同期比16.0%増)、営業利益29億6900万円(前期は17億8300万円の損失)、経常利益34億6600万円(前期は14億7800万円の損失)、親会社に帰属する当期利益34億2900万円(180.8%増)となった。

ドトール・日レスHD

日本レストランシステムグループにおける売上高は447億6800万円(19.3%増)、セグメント利益は9億7100万円(前期セグメント損失15億6300万円)。既存店売上高15.1%増、客数13.1%増。

ドトールコーヒーグループにおける売上高は754億7900万円(14.1%増)、セグメント利益は10億8400万円(前期セグメント損失7億6500万円)。既存店売上高13.8%増、客数7.6%増。

コロナ禍における営業規制がなくなったことから各社の売上高は顕著に回復し、前年比は店舗・FC・卸売事業ともに大幅増となっている。2022年12月15日の価格改定実施以降も客数の減少は見られず、単価上昇に伴い売上高は大きく伸長しているという。

粗利は、直営店舗の売上構成比が増加したことにより、原価上昇を相殺し横ばいとなった。人件費・水道光熱費・物流費などを中心に販売管理費は増加傾向も、売上高の上昇に伴い、対売上比では低下している。

店舗における新商品の導入、リニューアル、テークアウトメニュー、売店商品の拡充、卸売事業におけるチルド飲料やドリップカフェなどの拡大に努めた。

コロナ禍に取組んだ活動を継続するとともに、さまざまなキャッシュレス・キャンペーンを実施し、販促活動を強化した。

また、業態ごとにグランドメニューの刷新、一部レギュラーメニューの価格改定なども実施することで、売上の回復を目指した。

さらに、ドトールコーヒーグループでは、自社流通センターの稼働や節水機の導入など、物流、購買、管理コストの見直しを図り、業務の効率化を推進するとともに、徹底した効率化を図っている。

店舗面では、グループ全体で63店舗(直営店38店舗、加盟店22店舗、海外3店舗)を新規出店した。2月末でグループ計2038店舗。

新規出店において、サービスエリアや書店併設店舗をはじめ、メガネスーパーと連携した郊外への新規出店や金融機関との連携、小規模スペースを利用したドトールスタンドなど新たな立地に対する取組みを強化している。

次期は、売上高1387億1800万円(9.3%増)、営業利益72億8200万円(145.3%増)、経常利益74億4500万円(114.8%増)、親会社に帰属する当期利益53億9900万円(57.5%増)を見込んでいる。

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