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京王百貨店新宿店／食品街を改装、30～50歳の取り込み目指す

2023年05月19日 15:20 ／ 店舗

京王百貨店新宿店は5月25日、4月から行っていたB1・MB階「食品街」の改装を完了し、計14店を新規オープンする。

＜スイーツ、総菜を強化＞
スイーツ、総菜を強化

新宿再開発に伴う周辺環境の変化に対応すべく段階的な改装を進めている新宿店に、菓子8店舗（パン1店舗を含む）と総菜6店舗が登場する。

昨秋の服飾フロアなどの改装以降、新宿店全体で非組織顧客の売上高シェアが前年比で約6％増となるなど新たな顧客は増加傾向にある。とりわけ食品フロアは、改装未実施にも関わらず同期間の売上高が約32％増と好調に推移しているという。

そこで、好調な食品フロアにさらに顧客（ファン）を多く持つ人気ブランド・専門店を誘致し、食品フロアの常設店舗を拡充する。自家需要・ギフト需要ともに便利な「和・洋菓子」、デイリーに利用できる「総菜・弁当」を充実させ、ターミナル立地に適したラインアップで顧客ニーズへの対応を強化する。

改装のテーマは、引き続き「FUN（よろこび・楽しさ）と FAN（ファン・愛好者）が集まる場」。新宿店では今後も段階的な改装を予定しており、30～50歳代の次世代顧客の取り込みを狙う。

今回のリニューアルでは、独自性のあるスイーツの専門店を強化する。こだわりのレシピで作る旬のフルーツを使ったタルトやカップデザートを扱う「ラ・メゾン アンソレイユターブル パティスリー」、1903年パリで創業し、モンブランが人気の「アンジェリーナ」がオープンする。

老舗果物専門店が厳選したフルーツの魅力を最大限に生かして作るフルーツケーキ専門店「パティスリー 銀座千疋屋」が百貨店初出店。そのほか、本場・カナダ産のメープルを使用したクッキーやフィナンシェをそろえるメープルスイーツ専門店「ザ・メープルマニア」、和モダンスイーツ「たまよせ」、高級食パン「銀座 に志かわ」、くず餅「船橋屋」（MB階 京王のれん街）、米菓「赤坂柿山」がそろう。

総菜・弁当では、新宿地区初出店の「博多 肉の壱丁田」「花よし」（ともに4月オープン済み）、「イーション」が登場する。4月、日本橋に本店を構える江戸前天丼専門店「金子半之助」も出店した。

＜金子半之助＞
金子半之助

さらに、「神戸コロッケ」、和弁当「浅草今半」もオープンする。

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