ゼンショーHD 決算/国内外食初の売上高1兆円達成、3月期売上高17.7%増

2025年05月13日 17:45 / 決算

ゼンショーホールディングスが5月13日に発表した2025年3月期決算によると、売上高1兆1366億8400万円(前年同期比17.7%増)、営業利益751億2800万円(39.9%増)、経常利益718億9000万円(41.2%増)、親会社に帰属する当期利益392億9000万円(28.0%増)となった。

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各セグメントの既存店売上高は、「グローバルすき家」が9.8%増、「グローバルはま寿司」が17.1%増、「グローバルファストフード」が8.8%増、「レストラン」が11.7%増、「小売」で1.8%減となっている。

国内の外食業界で初の売上高1兆円を達成。家族やグループでの利用が増えるなど、外食需要の高まりが見られた。店舗数については、880店舗出店、570店舗退店した結果、1万5419店舗(FC8559店舗含む)となっている。

「グローバルすき家」の売上高は2957億5700万円(11.5%増)、営業利益は245億800万円(32.4%増)。

店舗数は、97店舗出店、108店舗退店した結果、2621店舗(国内1969店舗、海外652店舗)となった。

日本国内と中国、東南アジアおよび中南米に展開。家族やグループ客にも利用してもらえるよう、主力の牛丼を中心に手軽な価格で商品を提供している。

なお、国内すき家では1月以降、一部店舗で商品への異物混入事案が発生。3月31日から4日間、一部店舗を除く全店の営業を一時休止し、徹底的な清掃等の対策を行った。再発防止に向けた対策として、創業以来継続してきた24時間営業を取りやめ、集中的に清掃作業を行う時間を確保。老朽化が進む店舗の計画改装などを行った。

「グローバルはま寿司」の売上高は2484億9500万円(26.1%増)、営業利益は213億5200万円(87.0%増)。

70店舗出店、2店舗退店した結果、735店舗(国内639店舗、海外96店舗)となった。

日本や中国などで展開しており、新鮮な海産物を使用した寿司に加え、麺類やデザート、ドリンクなどのサイドメニューも充実させている。

「グローバルファストフード」の売上高は3141億2500万円(28.9%増)、営業利益は291億5000万円(108.7%増)。

703店舗出店、443店舗退店した結果、1万732店舗(国内960店舗、海外9772店舗、FC8482店舗)となった。

和食ファストフードチェーンの「なか卯」、ハンバーガーチェーンの「ロッテリア」、とんかつ専門店の「かつ庵」、武蔵野うどんの「久兵衛屋」、ハラル認証を取得したチキンライス専門店「The Chicken Rice Shop」、欧米で寿司等のテイクアウト商品を提供する「AFC」、「Snowfox」、「Yo!」、「Bento」、「Sushi Circle」などをセグメントに含む。

「レストラン」の売上高は1560億8500万円(10.9%増)、営業利益は113億9300万円(53.6%増)。

7店舗出店、10店舗退店した結果、1186店舗(国内1185店舗、海外1店舗、FC77店舗)となった。

ファミリーレストランの「ココス」を始め、パスタ専門店の「ジョリーパスタ」、ハンバーグ&ステーキレストランの「ビッグボーイ」、厳選された牛肉を提供する焼肉チェーン店「熟成焼肉いちばん」、本格イタリアンレストラン「オリーブの丘」、和食レストラン「華屋与兵衛」などをセグメントに含む。

「小売」の売上高は760億3200万円(3.1%減)、営業損失は17億9400万円(前年同期は営業損失9億2400万円)。

1店舗出店、7店舗退店した結果、126店舗となった。

北関東中心に展開しているスーパーマーケット「マルヤ」、「ジョイフーズ」などのほか、青果販売等を行う「ユナイテッドベジーズ」などをセグメントに含む。

2026年3月期は、売上高1兆2235億円(7.6%増)、営業利益820億円(9.1%増)、経常利益774億円(7.7%増)、親会社に帰属する当期利益425億円(8.2%増)を見込んでいる。

ゼンショー 決算/4~12月は2桁の増収増益、「すき家」「はま寿司」などが好調

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