京阪HD/京都・三条駅周辺にホテル・商業施設を開発へ
2025年07月02日 10:10 / 店舗
京阪ホールディングスは6月30日、三条駅周辺プロジェクトに関して、京都市に都市再生特別地区の都市計画提案書を提出した。
駅・まち一体の「えきから始まるまちづくり」を進めることで、京都「東山の玄関口」としての拠点性の向上を図る。
国内外から訪れる観光客や来街者の多様な滞在・交流ニーズに対応する上質な宿泊施設、日本の文化を感じられる商業施設を導入。新たな観光・交流拠点を創出するとともに京阪沿線全体の価値向上へとつなげたい考え。
さらに、施設3階西側には、鴨川の風や音を感じながら、京都の自然や歴史・文化的な景観を一望できる展望テラスを整備。
敷地西側の駅前広場は、植栽やベンチを配置し、緑陰が感じられる滞在空間を計画しているという。
三条駅周辺地域は、昨年12月、都市再生緊急整備地域に指定された。にぎわいと活力あふれる拠点の形成を目標とする地域整備方針が定められている。
同社のプロジェクトも、世界的な観光地である京都東山にふさわしい建物とするため、外観デザインは京都市美観風致審議会などの意見を反映する。
今後の具体的な開発スケジュールは、行政との調整などが必要なため未定となっている。
■(仮称)三条駅周辺プロジェクト
所在地:京都府京都市東山区大和大路通三条下る東側大黒町139-1他
事業主:京阪ホールディングス
敷地面積:約6400m2
延床面積:約2万7000m2
主な用途:商業・ホテル
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