大和ハウス工業/新さっぽろサンピアザにエリアマネジメント拠点を開設
2025年09月22日 11:24 / 店舗
大和ハウス工業は9月20日、エリアマネジメント活動を拡充するため、複合商業施設「新さっぽろ サンピアザ」内に、ACTIVE SALON「sawa(さわ)」をオープンした。
同社は、札幌学院大学や脳神経研究センター新さっぽろ脳神経外科病院などと2019年より分譲マンション・ホテル・商業施設・教育施設・医療施設からなる大規模複合開発プロジェクト「マールク新さっぽろ」の開発を推進。2023年11月に全ての街区が完成した。
2023年12月には、持続可能なまちづくりやにぎわいの創出に向けた取り組みを行うため、北海道ガスと札幌副都心開発公社とともに、一般社団法人「新さっぽろエリアマネジメント」を設立した。地域住民との交流を目的としたイベントやワークショップなどの開催に加え、札幌学院大学と連携した共同研究など、エリアマネジメント活動を行っていた。
今回、多世代が交流できる新たなにぎわいと憩いの空間創出や地域コミュニティーを形成するために、エリアマネジメント拠点として、ACTIVE SALON「sawa」を設置した。
「sawa」は、新さっぽろエリアマネジメントが運営する。地域住民によるワークショップ、カルチャースクールなどに活用するほか、札幌学院大学の学生とともに、新さっぽろエリアの活性化やまちの魅力・価値向上への寄与を目指す。
「sawa」の名称は、お茶やお菓子を楽しみながら気軽に話し合う集まり「茶話会」(さわかい)から引用した。多世代が気軽に集まり話し合う拠点にしたいという思いを表現したという。
さらに、この活動を皮切りに、同社は全国の複合開発プロジェクトにおいて、エリアマネジメントの取り組みを拡充する計画。
新さっぽろエリアマネジメントは、「地域の“やってみたい”を、かたちにする場所」をACTIVE SALON「sawa」のコンセプトに掲げている。
子ども学習塾、若者の探究プログラムを運営する事業者と連携。地域住民によるワークショップ、カルチャースクールの企画・運営のほか、ソーシャルメディアやデジタルサイネージの設備を利用し、地域コミュニティに関するまちの情報を発信していく。
また、地域の広告活動、手作りのアクセサリー、趣味の小物などを展示・販売できるレンタルボックス事業などを行う。
あわせて、札幌学院大学との連携により、エリアマネジメントの担い手を育成するプログラムも実施。地域に与える影響を分析・検証する実証実験を行う予定のほか、公園や広場などパブリックスペースを活用したイベントを通じ、新さっぽろ全体の地域活性化やまちづくりにも貢献したい考え。
■ACTIVE SALON「sawa」
所在地:北海道札幌市厚別区厚別中央2条5-7-2「新さっぽろ サンピアザ」1階
営業時間:10時~21時
延床面積:86.2m2
施設管理・運営:新さっぽろエリアマネジメント
定休日:「新さっぽろ サンピアザ」の休業日に準ずる
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