アークランズ 決算/3~8月は7.3%増収、販管費の増加で利益は減益
2025年10月03日 16:34 / 決算
アークランズが10月3日に発表した2026年2月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高1707億5200万円(前年同期比7.3%増)、営業利益88億7800万円(12.8%減)、経常利益87億6000万円(13.8%減)、親会社に帰属する純利益56億8000万円(9.5%減)となった。
増収となった一方で、小売事業・卸売事業・不動産事業を含めた「住関連」と「外食事業」の双方で販管費が増加し、利益を圧迫した。
「住関連」では、大型ホームセンター2店舗の新規出店に加え、前期のフレッシュハウスの子会社化、6月のペッツファーストホールディングスの子会社化が増収に寄与。
リフォームサービスはフレッシュハウスの完全子会社化により60.3%の増収。ペット事業もペッツファーストHDの完全子会社化の影響で32.0%の増収となった。ペッツファースト子会社化が主因となり、売上総利益率は前期比で1.2%上昇。一方、新規出店に伴う影響で販管費が増加し、経常利益は11.2%減だった。
当中間期は、ホームセンタームサシ新発田店(新潟県新発田市)、スーパービバホーム茨木目垣店(大阪府茨木市)、ホームセンタームサシ須坂店(長野県須坂市)の3店舗を出店した。
「外食事業」では、主力の「かつや」「からやま」の既存店が好調に推移し、店舗数は5店舗純増した。
かつやは、国内500店舗突破キャンペーンをはじめ、フェアメニューやキャンペーンが奏功し、上期累計の既存店売上高は4.3%増と増収基調を維持。ただ、米価格の高止まりにより売上総利益率が前期比で3.6%低下。加えて、人件費単価、販促費、水道光熱費、物流コストといった販管費増加により、経常利益は19.4%減となった。
通期は、売上高3350億円(6.1%増)、営業利益193億円(18.9%増)、経常利益190億円(0.9%減)、親会社に帰属する当期純利益116億円(14.5%増)を見込んでいる。
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