KDDI×ローソン／オフィス環境に特化した実験店舗、大阪市にオープン
2025年12月16日 13:51 ／ 店舗
KDDIとローソンは12月16日、KDDI大阪第2ビル（大阪市中央区）の社員専用フロアに「ローソン KDDI大阪第2ビル店」をオープンした。
＜ローソン KDDI大阪第2ビル店＞
東京・高輪のKDDI本社内で運営している「ローソン S KDDI 高輪本社店」と同様に、オフィス環境に特化した「Real×Tech LAWSON」の実験店舗となる。
店舗と連携した専用アプリ「オフィスローソンアプリ」のスマホレジ機能を通して決済まで完了するのが特徴。レジに並ぶ必要がないため、朝や昼の混雑する時間帯を含めた全時間帯で店舗滞在時間が平均2.5分と、短い時間で買い物ができる。その結果、オフィスワーカーの生産性の向上などに寄与するという。
アプリ内にすべての決済データが集約されることで、一人ひとりの購買履歴などをもとに、パーソナライズされた商品をレコメンドするなど、生活者のニーズに寄り添った購買体験を提供する。
先行して運営している高輪本社店では2025年7月のオープン以降、利用者がKDDI社員に限られる環境を生かして、「オフィスローソンアプリ」のデータを中心に、オフィスワーカー一人ひとりのニーズに最適化した店舗の実現に取り組んでいる。
利用者からは、業務中の買い物時間の削減につながったという声が多く寄せられる一方、繰り返し使うオフィス内の店舗だからこそ、社員割引やポイント還元などがあるとモチベーションが上がるといった反応もある。
こうした声を受け、タイムセールなどの情報をスマートフォンへのプッシュ通知で配信する施策や、食事を補助する社員向けクーポンの配布などの取り組みも始めている。
オフィス環境に特化した実験店舗は今後、新宿など複数の事業所に順次拡大する予定。さまざまな事業所で運営していくことで、全国のKDDIグループ社員の生産性や、オフィスでの勤務に対する満足度、モチベーションの向上を目指していく。
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