サツドラHD 決算/6~11月増収も、人件費増加や電気料金上昇が響き2桁減益に

2025年12月19日 16:45 / 決算

サツドラホールディングスが12月19日に発表した2026年5月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高503億1500万円(前年同期比1.3%増)、営業利益5億4000万円(38.3%減)、経常利益5億600万円(43.0%減)、親会社に帰属する当期利益2億4600万円(47.4%減)となった。

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調剤やインバウンド需要の増加、ビューティケアの伸長で売上高は増収。一方で、賃金のベースアップなどによる人件費増加に加え、補助政策終了に伴う電気料金の上昇といったコスト増を吸収できず、各利益は2桁の減益となった。

セグメント別の売上高は、ドラッグストア・インバウンド・調剤などの「リテール事業」の増収に加えて、決済サービス事業の伸長などによって「マーケティング事業」も増収。「その他事業」もPOSアプリの開発・販売事業などが好調で増収だった。

商品別の状況は、インバウンド需要の増加とヘアケア・スキンケア・一般化粧品を中心としたビューティケアが伸長。一方で、集客部門のホームケア・フードは伸び悩み、売上構成比が低下した。

出退店については、収益性の低いドラッグストア2店舗を閉店。その結果、ドラッグストア188店舗、調剤専門薬局9店舗で、合計197店舗となった。

通期は、売上高1020億円(1.8%増)、営業利益18億円(7.5%増)、経常利益17億円(3.1%増)、親会社に帰属する当期利益8億円(4.2%増)を見込んでいる。

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