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すき家は、東京都内の5店で、夜のアルコール需要に対応した取り組み「呑みすき」の実験を行っている。
すき家のメニューにアルコールに対応した「つまみメニュー」を導入する取り組み。現在、すき家では生ビールを提供しているが、つまみに特化したメニューは提供していない。
「呑みすき」は17時(店舗によっては18時)から翌5時まで実施し、生ビール(中税込290円、グラス150円)のほか、ハイボール(250円)、チューハイ(250円)、日本酒(380円)を提供する。
つまみでは、バッファローチキンを訴求するほか、からあげ、枝豆、野菜さつまあげ、牛すじ煮込み、チョリソー、軟骨からあげ、焼き鳥、帆立クリームコロッケ、厚切りベーコン、チャンジャ奴を提供する。つまみの価格帯は120円~600円。
昨年12月から東京都の新宿NSビル店に導入したのを皮切りに、今年1月には新宿一丁目店、高輪三丁目店、2月には三田店、大森駅西口店で実験を開始した。
すき家には、フライヤーを常設している店舗があるため、フライヤー設置店舗はフルラインの11品目を提供。フライヤーがない店舗は、揚げものメニューを除く7品のつまみを提供している。
これまでの実績では、30代~50代のサラリーマン、20代~30代の若いOLの利用が多い。仕事帰りのちょっと一杯といった利用のほか、ビールと牛丼で食事をして帰るサラリーマンもいるという。
呑みすきの実験の一環として、アルコールメニューだけを増やした店舗を、東京・神奈川の4店で展開。東京の上石神井駅前店、八丁堀店、神奈川の関内店、鶴屋町店で実験を行っている。
約1年をかけて、アルコールやつまみメニューを導入した場合の客単価、客数の推移などを検証する予定だ。現在、実験店舗では売上が増加傾向になっているという。
店舗売上高はキャンペーンの実施によっても左右される面があり、アルコールメニューの効果で売り上げが伸びたか検証するのに時間がかかる面もある。
基本的には、夕食を食べることを目的に来店するお客が多いため、騒がしくお酒を呑むお客がいることで、既存顧客が入店しにくくなるといった副作用もありうる。
現在、既存店の売上は堅調に推移していることから、「呑みすき」による売上増加の効果を時間をかけて検証し、実施店舗の拡大を検討したいという。
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