リンガーハットジャパンは7月15日、東京・新橋駅前に初のバル業態店舗「リンガーハット新橋駅前店」をオープンした。
建物の老朽化に伴い閉店した旧「リンガーハット新橋店」を移転リニューアルした店舗。新橋駅日比谷口前交差点に開業した飲食店ビル「PERSA」の1階に出店した。
リンガーハットのちゃんぽん・皿うどんなどの既存商品を生かしつつ、店舗限定の全く新しい洋風メニューを提供するのが特徴。
ビジネスパーソンを中心にさまざまな人が訪れる新橋駅前という好立地に出店する機会を得て、女性も入りやすいリンガーハットとして、バル業態を開発した。
新橋に多い30代~40代のビジネスパーソンや銀座・新橋エリアを訪れる外国人をターゲットとした。
昼間は通常店舗と同じメニューで、長崎ちゃんぽんやぎょうざなどを事前会計方式で販売。
17時以降は新業態としてバルメニューを提供し、ワイン・サングリア・ビールなどのアルコール類やお酒にあう食事をフルサービスの後払会計方式で提供する。
都市部のビル立地に出店するビルインタイプのリンガーハットの来店者の男女比率は男性70%、女性30%。バル業態では、女性が利用しやすい店舗デザインや女性を意識したワインにあうメニューを提供することで、来店比率で男性50%、女性50%を目指す。
平均客単価は、ランチはビルインタイプ店舗と同様の700円程度、ディナーはアルコール込みで1400円~1500円程度とした。目標月商は1200万円。
アルコールの提供を全面に打ち出すことで、ビルインタイプのディナー平均客単価800円を超える売上を想定する。
ビルインタイプのリンガーハットのアルコールの売上構成比は約10%、ちょい飲みに対応したちゃんぽん酒場実施店舗で約15%となっている。バル業態ではアルコールの売上構成比で約20%を目指す。
これまで取扱いがなかったワインを提供するほか、新たに、生ハム、チーズ、ソーセージといったワインにあうメニューも提供することから、店舗ロゴから初めて「長崎ちゃんぽん」の表記をなくした。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。