JR東日本都市開発/2016年度商業施設売上高1%増の920億円
2017年07月24日 10:50 / 決算
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ジェイアール東日本都市開発は7月24日、2016年度のショッピングセンター事業の売上高が前年同期比1%増の920億円だったと明らかにした。
同社は、JR東日本グループで高架下の有効活用を担う事業会社で、ショッピングセンター事業のほか、開発管理事業、オフィス・住宅事業、物販・飲食事業を運営する。
ショッピングセンター事業の売上構成比は約30%を占める。
中央線、埼京線、南武線、横浜線、東海道線、根岸線の沿線に主力ブランドの「ビーンズ」を13店、総武線沿線にサブブランドの「シャポー」4店、赤羽にJR東日本グループのエキナカ商業施設ブランド「エキュート」1店を展開する。
JR阿佐ヶ谷駅に、「ダイヤ街」「ディラ阿佐ヶ谷」を展開していたが、7月25日にこれらの施設を「ビーンズ」としてリニューアルすることで、施設名称の統合が完成する。
ビーンズとシャポーは、共に日常生活に根ざしたテナント構成が特徴で、食物販を中心に毎日でも利用できる店舗構成を目指した。
テナントの業種別構成比は、食物販45%、飲食15%、アパレル30%、その他(コンビニ、サービスなど)10%となっている。
今後の商業施設の開発方針として、既存店のリニューアルを掲げている。
出口秀己社長は、「新規出店ではなく、既存の商業施設をしっかりと時代の変化に対応した商業施設とすることで、より地域に根差した商業施設を目指したい」という。
2017年2月には、シャポー船橋をリニューアルする計画だ。
今後も既存施設のリニューアルを継続し、テナントの鮮度感を打ち出したいという。
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