ヤマダHD 決算/4~9月増収増益、エアコン販売・住宅関連が好調
2024年11月11日 13:26 / 決算
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ヤマダホールディングスが11月8日に発表した2025年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高7960億100万円(前年同期比2.7%増)、営業利益232億2700万円(14.1%増)、経常利益248億3100万円(5.0%増)、親会社に帰属する当期利益127億7200万円(3.6%減)となった。
個人消費の持ち直しによる耐久消費財の需要増加、猛暑によるエアコン販売の伸長、住建部門の回復などから増収増益だった。
当期利益は、前年度において、固定資産売却益が今期の中間連結会計期間に比べ多く計上されていたことに加え、退職給付制度改定益が特別利益に計上されていた影響を受け、減益を計上している。
デンキセグメントにおける売上高は6585億4200万円(2.2%増)、営業利益は221億7300万円(9.6%増)。
住建セグメントにおける売上高は1266億1500万円(5.5%増)、営業損失8億8500万円(前年同期比は13億8200万円の赤字)。
金融セグメントにおける売上高は22億8900万円(29.1%増)、営業利益は6億4900万円(201.7%増)。
環境セグメントにおける売上高は169億3100万円(3.7%増)、営業利益は8億2700万円(9.4%増)。
デンキセグメントは、「くらしまるごと」戦略の強化として「たのしい。くらしをシアワセにする、ぜんぶ。」をストアコンセプトとしたくらし体験・体感・完結型店舗「LIFE SELECT(日本最大級の品ぞろえ・価格・サービスの店)」の展開を推進している。
2024年5月には広島県福山市に「Tecc LIFE SELECT 福山店」を新装オープン(2024年9月末現在、全国33店舗)。今期中にLIFE SELECT3店舗の出店を予定している。
商品面では、期初から猛暑による影響で、エアコンをはじめとした季節家電の販売が好調だった。
住建セグメントは、ヤマダホームズが売り上げを伸ばし、ヒノキヤグループの一時的減益をカバーした。
特に、ヤマダデンキ店舗内に「住まいの相談カウンター」を設置。住宅の情報収集・接客の新たなタッチポイントを設けるなど、グループシナジーを発揮した施策を展開することによって、土地の仕入れ体制が大きく増強された結果、建て売り分譲をはじめとする住宅販売が大きく伸びたという。
金融セグメントは、住宅事業・リフォーム事業と連携したヤマダNEOBANK住宅ローン、リビングローン、ヤマダ少額短期保険の業績拡大が増収増益に貢献した。
環境セグメントの再製品化した商品の取り扱いは、現在ヤマダデンキ300店舗以上で展開している。
通期は、売上高1兆6650億円(4.6%増)、営業利益482億円(16.2%増)、経常利益532億円(13.1%増)、親会社に帰属する当期利益282億円(17.2%増)を見込んでいる。
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