UCC/台湾に新工場開設、18億円投資
2019年01月07日 14:00 / 海外
UCCホールディングスは1月2日、台湾で約18億円投資し「UCC台湾雲林工場」を稼働開始した。
UCCグループは、1985年に台湾に合弁会社を設立し、コーヒーショップやレギュラーコーヒーの製造・販売など展開している。
台湾は、古くからお茶文化が根強い国ながら、近年では、世界的なコーヒーブームを背景にレギュラーコーヒー市場が急拡大している。
昨年(2017年)のコーヒー生豆輸入量は約2万8000tと、5年前の2013年の輸入量(約1万8000t)に比べ、1.5倍に増加した。
また、嘉義県の「阿里山コーヒー」がアメリカスペシャルティコーヒー協会のカッピング評価で高評価を得るなど、コーヒー生産地としても注目されている。
UCC台湾では、レギュラーコーヒー市場の更なる拡大に備え、日本で培った最新鋭の技術を備えた新工場を開設。
台湾最大規模の焙煎能力(最大1万t)、UCC独自製法・自社開発機(UCC独自開発の焙煎機AROMASTERなど)を導入した。
さらに、 UCC日本品質管理手法を採用し、安心安全な高品質な製品づくり(FSSC22000取得予定)を進めていく。
■UCC台湾雲林工場
所在地 雲林県斗六市榴南里斗工一路7号(斗六工業区内)
敷地面積:約5300m2(総床面積3200m2)
製造品目:レギュラーコーヒー
焙煎能力:最大約1万t(3交替時/台湾最大規模/初年度3000t、生豆換算)
ライン数:焙煎機3台(AROMASTER、炭焼焙煎機他)、粉砕機1台、包装機4台(大容量袋・小容量袋・簡便型など)
従業員数:34名(2018年12月末見込)
設備投資金額:5億台湾元(約18億円)
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