アイスタイル/香港に新旗艦店12/5オープン、売場・アプリの連携強化

2025年11月17日 16:29 / 海外

アイスタイルの連結子会社であるistyle Retail(Hong Kong) Co., Limitedは12月5日、香港・尖沙咀(Tsim Sha Tsui/チムサーチョイ)に海外初のフラッグシップショップ「@cosme HONG KONG」をオープンする。

<Beautyエンターテインメント空間を提供>
@cosme

「@cosme HONG KONG」は、国内3店舗(TOKYO、OSAKA、NAGOYA)に次ぐ4店舗目、海外初のフラッグシップショップで、世界中から観光客が訪れる中心地であるチムサーチョイに出店。3フロア・1298m2の路面店となる。

日本で好評を得ている買物体験を踏襲しつつ、香港独自の体験やコンテンツを取り入れた店作りによって、店舗のテーマでもある「美妝夢幻天堂=Beautyエンターテインメント空間」を提供するという。

また、出店先の香港は、低税率や自由貿易港といった優位性を持つ世界有数の経済拠点であり、中国本土やアジア各国からのインバウンド需要においても大きな成長可能性を有している。

同社は、「@cosme HONG KONG」を起点に、中国・台湾・韓国などの東アジア地域に展開する事業、さらにはグローバル事業全体の成長を支える収益基盤の確立を目指す。新店舗を試金石として、将来的な海外における旗艦店の拡大の可能性についても検討していく。

<外観イメージ/周辺マップ>
@cosme

11月17日、新旗艦店の全容を初公開した。

約500ブランドをラインアップ。「ESTEE LAUDER」「TOM FORD BEAUTY」「AVEDA」「MAC」「YSL」「shu uemura」「TAKAMI」「Maison Margiela Fragrances」「benefit」「SHISEIDO」「NARS」「DECORTE」「ADDICTION」「ALBION」「ELEGANCE」「KANEBO」「LUNASOL」「RMK」「SUQQU」「POLA」などのラグジュアリーブランドから、「CANMAKE」「Wonjungyo」「ORBIS」などのプチプラブランドまでを網羅する。

さらに、「TIRTIR」「ROUND LAB」「ANUA」「Rom&nd」などの韓国ブランドや、「d’Alba」「Beauty of Joseon」などの香港初上陸の韓国ブランドまでも多数取りそろえ、幅広い顧客が満足できるラインアップを実現した。

サービス面では、@cosmeアプリ(香港版)とリアル店舗が連動し、没入感ある買物体験を提供する。生活者のビューティーへの好奇心と関心を満たす場所を目指すべく、あらゆる文化的背景を持つすべてのユーザーが、ニーズに適した商品を見つけられるように、バイリンガルアプリを開発。シームレスで充実したOMO体験を提供する。

具体的には、顧客が興味のある商品のPOPディスプレイをスキャンして商品内容を確認したり、AI技術(音声対応)によって要約された商品詳細情報やユーザーレビューが閲覧可能。商品横に特定のPOPがある商品は、備え付けのQRコードをスキャンすると、@cosmeのアプリ上(香港版)で、AIが要約したクチコミ評価をリアルタイムで確認できる(音声再生も可能)。

クチコミ評価は繁体字(香港)、繁体字(台湾)、英語の3言語で閲覧できるという。

肌分析サービスも提供。店頭のビューティーアドバイザーが診断機器を活用して、顧客の13種類の肌状態を分析し、一人ひとりに寄り添った専門的なアドバイスを行う。分析後、@cosmeアプリ(香港版)に肌分析結果を同期し、いつでもどこでも肌の状態を確認できる。その結果を踏まえた商品のレコメンド機能も今後実装する予定だ。

このほか、サンプルがもらえるガチャガチャも用意。@cosmeのアプリ会員(香港版)は、一定額(500香港ドル以上または800香港ドル以上)購入するたびに、@cosmeアプリでガチャガチャを回して、メイクアップからスキンケアまで幅広いブランドのサンプルを受け取ることができる。

<THE BEST COSMETICS BUILDING>
@cosme

売場面では、国内のフラッグシップショップで人気のコンテンツに加え、香港オリジナル企画も用意した。

まず日本のフラッグシップショップ「@cosme TOKYO」や「@cosme OSAKA」「@cosme NAGOYA」でも人気の「@cosmeベストコスメアワード」受賞商品が一堂に会すコーナーを用意。「@cosme HONG KONG」では、香港の象徴ともいえる超高層ビル群による景観に着想を得た、天井まで届く5つのアワードタワーに、全旗艦店で最多の約250カテゴリーの商品が並ぶ。

<ASIA/TOKYO/SEOUL トレンドコーナー>
@cosme

話題の海外コスメからまだ知らない海外コスメまで、アジアの各都市や東京・ソウルのトレンドをセレクトしたコーナーも導入。新ブランドが続々登場するため、訪れるたびに新しい発見があり、人気のコスメを探している人や、日本や韓国のビューティートレンドをチェックしたい人におすすめだという。

<フレグランスコーナー>
@cosme

広々とした香りの体験ゾーンには、人気のアイテムが集まる。さまざまな香水を自由に試せるだけでなく、@cosme TOKYOで好評のインタラクティブサイネージ「カオリウム」も設置。好みに合った自分だけの特別な香りに出会えるエリアでとなる。

さらに、@cosmeのアプリ会員(香港版)はカオリウム体験後、アプリでマシンのQRコードをスキャンし、結果をアプリに保存できる。アプリ上ではテスト結果に基づき、顧客との相性の良い香水を提案するレコメンド機能も今後実装するという。

<テスターバー>
@cosme

日本の旗艦店でも人気の、スキンケアからメイクアップまでカテゴリ毎に試せるテスターバーも導入する。

<メイクアップイベントスペース>
@cosme

香港のメイクアップアーティストやブランド専属のメイクアップアーティストが、顧客向けにさまざまなイベントを開催する「メイクアップイベントスペース」を用意。アジア各国のメイクアップアーティストがそれぞれの美容文化を発信できる機会を提供していく。

そして日本のフラッグシップショップ同様、ブランドのポップアップイベントを実施できるスペースを店内に2カ所に設ける。

その他、国内のフラッグシップショップでも好評を得ている注目ゾーンとして、店の売れ行き順に展示する「セールスランキングコーナー」、シートマスクを壁一面に並べて紹介する「シートマスクウォール」、ミニサイズのコスメを集めた「ミニコスメゾーン」、これから流行りそうな気鋭のブランドや新誕生ブランドとの出会いを生み出す「NEXTトレンドゾーン」、インナーに特化した「インナービューティーゾーン」も香港で再現するという。

■@cosme HONG KONG
オープン日 :2025年12月5日
所在地:Yue Hwa International Building, No.1 Kowloon Park Drive and No.7 Ashley Road, Kowloon, Hong Kong
売場面積:1298m2(約393坪)
@cosme HONG KONG:
広東語:https://hk.cosme.net/flagship
英語:https://hk.cosme.net/flagship/en/

アットコスメ/原宿の旗艦店リニューアルオープン、数年以内に売上100億円目指す

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