ワコールHD/3月期は売上高5.8%増、営業利益95.8%増
2016年05月09日 23:20 / 決算
ワコールホールディングスの2016年3月期決算は、売上高2029億1700万円(前年同期比5.8%増)、営業利益138億6500万円(95.8%増)、税引前当期利益149億5700万円(31.9%増)、当期利益111億5900万円(32.2%増)となった。
ワコールブランド事業本部では、主力アイテムであるブラジャーやシニア向けブランドが順調に推移した。
都心部の百貨店チャネルにおけるインバウンド需要は引き続き旺盛で、下期には縁起物の赤の下着が話題となったが、事業本部全体の売上は前期並みとなった。
ウイングブランド事業本部では、ティーン向けブランドの展開店舗が拡大したことや、主力アイテムのブラジャーが定番品を中心に堅調に推移し、事業本部全体の売上は前期並みとなった。
小売事業本部では、直営店「AMPHI(アンフィ)」では、会員向けの限定イベントや月ごとのさまざまな販促策が奏功したことと他社ECサイト売上が大幅に増加したことにより売上は順調に推移した。
アウトレットモールで展開する「ワコールファクトリーストア」も空港周辺エリアでのインバウンド需要が大きく寄与し、事業本部全体の売上は前期を大きく上回った。
来期は、売上高2030億円、営業利益100億円、税引前当期利益145億円、当期利益100億円の見通し。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。