ファーストリテイリングが7月13日に発表した2017年8月期第3四半期決算によると、グローバルブランド事業の第3四半期連結累計期間の売上高は2609億円(前年同期比2.6%増)、営業利益は191億円(17.0%減)と増収減益となった。
第3四半期の3か月間(3月~5月)の売上収益は927億円(6.5%増)、営業利益は90億円(3.8%増)と、ほぼ計画通りの増収増益だった。
ジーユー事業は、第3四半期の3か月間では増収減益となった。
キャンペーン商品として打ち出したパラッツォパンツや、今年のトレンドを取り入れたデザインブラウスは好調な販売となったものの、想定していたほどのヒット商品にはならなかった。
キャンペーン以外のトレンド商品の数量が少なく、機会ロスが生じたことなどにより既存店売上高は減収となった。
値引きによる在庫処分を進めたことに加え、為替が円安になったことにより原価率が上昇したため、売上総利益率が低下した。
セオリー事業の3か月間の業績は大幅な増収増益となった。特にPLST(プラステ)は、商品構成をオフィスカジュアルまで広げたこと、デジタルでの情報発信を充実させたことにより客層が広がり、客数が大幅に増加した。
コントワー・デ・コトニエ事業の3か月間の業績は、既存店売上高の減収が続いているが、経費削減の効果により、赤字幅が縮小した。
プリンセスタム・タム事業、JBrand事業は、前年並みの赤字が継続した。