ファーストリテイリング 決算/9~5月増収増益、国内外ともに好調で過去最高に
2025年07月10日 16:05 / 決算
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ファーストリテイリングが7月10日に発表した2025年8月期第3四半期決算によると、売上収益2兆6167億800万円(前年同期比10.6%増)、営業利益4509億5200万円(12.2%増)、税引前利益5205億600万円(8.9%増)、親会社に帰属する当期利益3390億9900万円(8.4%増)となった。
日本、欧州、北米、東南アジア・インド・豪州地区、韓国のユニクロ事業が大幅な増収増益と業績をけん引し、連結で過去最高業績を達成した。
「国内ユニクロ事業」の売上収益は8014億円(11.0%増)、営業利益は1506億円(17.8%増)と、大幅な増収増益。
通年商品の販売が好調だったことに加え、感謝祭やゴールデンウィーク商戦で夏物コア商品が売上をけん引し、既存店売上高は7.5%増となった。
「海外ユニクロ事業」の売上収益は1兆4571億円(12.7%増)、営業利益は2406億円(8.4%増)と、こちらも大幅な増収増益となった。
コア商品への支持が高まっていることに加え、各地域で出店を継続し、好調な業績となった。
地域別では、中国大陸が約5%減収、営業利益は約3%減益と苦戦した一方で、韓国や東南アジア・インド・豪州地区、北米、欧州では増収増益となった。
「ジーユー事業」の売上収益は2562億円(4.0%増)となったものの、営業利益は263億円(10.7%減)と大幅減益に。
円安影響で原価率が上昇したことで、売上総利益率は低下。人件費比率や本部費比率が上昇したことで、売上高販管費比率は上昇した。
通期は、売上収益3兆4000億円(9.5%増)、営業利益5450億円(8.8%増)、税引前利益6350億円(14.0%増)、親会社に帰属する当期利益4100億円(10.2%増)を見込んでいる。
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