伊藤忠食品/4~9月は、業務用酒販店との取引増加で増収増益
2017年10月30日 10:25 / 決算
伊藤忠食品が10月30日に発表した2018年3月期第2四半期決算は、売上高3340億8300万円(前年同期比4.2%増)、営業利益15億6400万円(10.5%増)、経常利益19億3600万円(7.2%増)、当期利益18億6600万円(32.6%増)となった。
商品売上高は、既存の組織小売業との取引深耕、新規取引増加により130億円増加した。収入手数料も一括物流センターの取り扱い増加により4億円増加した。
利益面では、増収により販売管理費が3億円増加したものの、売上総利益が4億円増加したことなどにより増益となった。当期利益は、取引先との経費負担に関する一時的な調整金8億円を特別利益に計上し、増益となった。
商品分類別売上高は、ビール948億3900万円(10.5%増)、和洋酒520億4100万円(8.8%増)、調味料・缶詰478億9900万円(0.9%減)、嗜好・飲料678億2600万円(0.7%増)、麺・乾麺207億600万円(6.8%減)、冷凍・チルド120億7200万円(3.6%減)、ギフト264億5000万円(3.2%増)、その他122億4600万円(12.9%増)となった。
ビール・和洋酒は、アイテム数を拡大し棚割提案を強化したことで、業務用酒販店との新規取引が拡大した。一方で、麺・乾物は、一部取引先の帳合変更があり減収となった。
業態別売上高は、卸売業455億4100万円(0.0%)、百貨店131億4500万円(4.4%減)、スーパー2060億3100万円(3.0%増)、ミニスーパー・CVS364億1300(4.8%減)、その他小売業172億8400万円(85.2%増)、メーカー他156億6500万円(13.9%増)だった。
スーパーは既存組織小売業との取引深耕があり、その他小売業では、業務用酒販店との取引が増加した。お酒の売り方までを含めたトータル提案が評価された。
一方で、ミニスーパー・CVSは帳合変更の影響があり、減収となった。
第3四半期以降も、営業、代金決済、物流、情報、マーケティング、マーチャンダイジングといった6つの卸機能をブラッシュアップし、増収増益を目指す。
通期は売上高6600億円、営業利益42億円、経常利益49億円、当期利益39億円の見通し。
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