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スーパーバリュー/3~11月、人件費増加と改装投資で営業利益94.0%減

2018年01月15日 10:00 / 決算

スーパーバリューが1月12日に発表した2018年2月期第3四半期決算は、売上高545億4800万円(0.3%増)、営業利益2700万円(94.0%減)、経常利益1億2200万円(77.3%増)、当期利益3億7100万円(10.1%増)となった。

<スーパーバリュー>
スーパーバリュー

「よい商品をより安く」を追求し、生鮮食品を中心に鮮度・品質の高い商品をできる限り安価で提供することで、スーパーバリューファンの拡大を目指した。

ホームセンター事業では、上尾愛宕店及び入間春日町店において、ホームファッションとして気軽に楽しめる手頃な価格の家具売場を新規事業として新設し、販売を開始した。

一部店舗において休業を伴う店舗改装を実施したこと、夏場の台風と天候不良、10月の2度の台風と秋雨前線など悪天候の影響も大きく、既存店売上高は2.9%減となった。

利益面では、引き続き利益改善を目指し、仕入全般の再点検及び開発商品「スーパーバリューセレクト」の拡販などに取り組んだ結果、売上総利益率は前年同期を0.4ポイント上回る21.7%を確保することができた。

経費面では、継続的に取り組んでいる新卒採用と人材確保に伴う全体的な賃金の上昇による人件費の増加、新規出店と店舗改装に関する経費と新規事業やリニューアルに関わる経費を一時経費として2億2200万円計上したこと等により、販売費・一般管理費は5.5%増となった。

新規出店として、2017年9月13日に春日部小渕店(埼玉県春日部市)、10月28日に大宮三橋店(埼玉県さいたま市大宮区)の食品スーパー2店を出店した。

そのほか、新業態として10月19日に卸売パワーセンター岩槻店(埼玉県さいたま市岩槻区)を居抜き出店し、期末店舗数は31店となった。

2017年3月に練馬大泉店、11月に越谷店において店舗改装を実施、2017年4月から5月にかけて上尾愛宕店と入間春日町店において、新規事業となる家具販売の開始にあわせてホームセンター売場の大規模なリニューアルを実施した。

通期は売上高778億円(5.8%増)、営業利益9億3200万円(4.9%増)、経常利益10億2700万円(5.0%増)、当期利益7億円(11.6%増)の見通し。

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