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アークス/2月期は、デリカセンターを強化し増収減益

2018年04月16日 10:42 / 決算

アークスが4月13日に発表した2018年2月期決算は、売上高5139億5500万円(前年同期比0.3%増)、営業利益144億4000万円(2.8%減)、経常利益163億6600万円(0.6%減)、当期利益102億5500万円(2.3%減)となった。

<アークスグループ>
アークスグループ

営業面では、顧客の生活防衛意識に対応した、ラルズの「スーパープライス」などの販促企画継続や、ユニバースなどグループ子会社の周年事業にかかわる販促面の強化、「北海道150年事業」や「道民家庭の日」を活用した取引先との連携強化などにより、既存店売上高は0.4%増と、前年を上回る実績となった。

物流面では製造能力の拡充と商品提案力の強化を図るべく、ユニバースにおいてデリカセンターの新設を、ラルズと東光ストアは、デリカセンターの製造能力増強を実施した。

グループ共通のポイントカードであるアークスRARAカードは、グループ内の全店舗へのカード展開が2017年度中でほぼ完了したことや、従来から実施している新規会員獲得キャンペーンなどにより、期末総会員数は、約12万人増の289万人となった。

店舗展開では、新規出店として2017年4月に「ダ*マルシェ沼田店」(運営会社道北アークス)、2017年7月には「ユニバース十和田西店」(ユニバース)を開店したほか、2017年11月には「ビッグハウス東光店」(道北アークス)を「スーパーアークス東光」として建替増床オープンした。

ラルズ6店、ユニバース2店、ベルジョイス2店、福原2店、東光ストア3店、道南ラルズ2店の、計17店の改装を実施した。一方で、4店を閉鎖した結果、グループの期末総店舗数は336店(北海道220店舗、青森39店、岩手69店、秋田1店、宮城7店)となった。

組織面では、グループ子会社がそれぞれ構築してきた品質管理体制を、グループ横断的な情報共有と研究を推進することを目的として、2017年4月にアークス品質保証推進研究会を設置し、2018年3月には同研究会を発展的に改組、アークス品質保証推進室を設置した。

通期は売上高5220億円(1.6%増)、営業利益147億円(1.8%増)、経常利益163億8000万円(0.1%増)、当期利益100億円(2.5%減)の見通し。

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