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コーセー/4~6月売上・利益過去最高に、通期を上方修正

2018年07月31日 09:40 / 決算

コーセーが7月31日に発表した2019年3月期第1四半期の連結決算は、売上高804億7200万円(前年同期比13.8%増)、営業利益175億9200万円(37.3%増)、経常利益186億9700万円(44.4%増)、純利益133億9300万円(55.2%増)となった。売上・利益ともに過去最高となった。

売上面は、全セグメント、全ての地域において前年を上回った。

利益面では、収益性の高い製品の売上構成比が上昇したことによる原価率の改善に加え、販売費、一般管理費の効率的な運用により増益だった。

<主力ブランド「デコルテ」の銀座シックス旗艦店(2017年4月撮影)>
主力ブランド「デコルテ」の銀座シックス旗艦店(2017年4月撮影)

化粧品事業は、ハイプレステージ領域において、国内外で飛躍的に伸長した「コスメデコルテ」が牽引したことに加え、高級化粧品を扱うアルビオン、米国タルト社の売上も拡大した。

また、プレステージ領域においては、国内では、美白有効成分「コウジ酸」配合の薬用美白美容液「メラノショット ホワイト」を発売した「ONEBY KOSE」などが売上に寄与した。

海外では、重点グローバルブランドを中心に韓国や中国などアジア地域での販売が好調に推移した。

コスメタリー事業は、洗顔・クレンジングの「ソフティモ」、シートマスクの「クリアターン」、ボタニカルヘアケアシリーズ「サロンスタイル ビオリス」など、重点カテゴリーブランドが好調なコーセーコスメポートが牽引。

口紅やアイメイクが好調な「ヴィセ」などのセルフメイクブランドの売上が拡大した。

第2四半期累計期間の業績は、ハイプレステージブランドを中心として国内販売が好調に推移していることに加え、韓国や中国などアジア地域でも好調な業績が続くなど、前回発表予想を上回り、売上高、営業利益、経常利益、純利益は過去最高となる見込み。

通期の業績予想も同様の理由から、売上高、営業利益、経常利益、純利益を上方修正。

2019年3月期通期の連結決算は、売上高前回予想比20億円増の3250億円(前期比7.1%増)、営業利益40億円増の560億円(15.7%増)、経常利益50億円増の574億円(18.3%増)、純利益60億円増の383億円(25.1%増)を予想している。

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